(一社)セイラーズフォーザシー日本支局 理事長兼CEO・井植美奈子
オーシャンズが初めて開催するアワード
「OCEANS Feel So Good AWARD」。そのイヤーテーマは「The BEST Wellbeings」だ。
ライフとワーク、どちらも輝いている人をオーシャンズがアドバイザリーボードと選出。
さまざまな視点のWellbeingをみなさんと共有するために、アドバイザリーボードが考えるWellbeingを10問10答で紹介。
セイラーズフォーザシー日本支局 理事長兼CEO、京都大学大学院非常勤講師・博士(地球環境学)・井植美奈子海洋環境改善を目的としたNGO団体であるセイラーズフォーザシーの日本支局 理事長兼CEOの井植美奈子さん。プラスチックゴミの削減、水産資源の持続可能な消費の啓蒙、子供たちへの海洋教育など、グローバルな視点で海を守る活動は多岐にわたる。学生時代はスキー選手として活躍をし、現在も冬になるとオフの日は雪山を楽しんでいる。そんな井植さんが考えるWellbeingとは?
「Wellbeing」な10問10答
Q. アドバイザリーボードを受けていただいた理由を教えてください。A. ご指名頂いたことを光栄に思います。Wellbeingにスポットライトが当たることは、これからの社会のあり方を考えるうえで大切なことだと思います。
Q. もっとWellbeingな世の中にしていくために必要なことは何ですか?
A. ライフワークバランスの価値観に世代間の相違があると感じます。企業や団体に就業規制があっても実態はバランシングが実現しない場合もあります。一人ひとりが自分ごととして声を上げ、上がった声をみんなで聞き、社会全体で価値観をアップグレードさせていく必要があります。
Q. 井植さんの生活においてWellbingなことは何ですか?
A. 目覚ましをかけずに寝る日をつくって楽しむ。なるべく自分の手作りの食事を楽しむ。簡単なハーブやお野菜を自宅の庭で作っているので毎食何かしら収穫して楽しむ。
Q. 受賞者の皆川賢太郎さんを選出した理由を教えてください。
A. 皆川賢太郎さんは、アスリートとしての輝かしいキャリアを活かして、ご自分だけでなく、スキーをはじめとしたウィンタースポーツ産業全体の興隆にコミットしていらっしゃいます。何よりスキーは雄大な自然と戯れるスポーツ。Wellbeingに直結します。サステナビリティに対する真摯なご姿勢があり、応援したいと思っています。
Q. 受賞者と井植さんの関係を教えてください。
A. 実は私は学生スキーの選手だったこともあり、当時テレビ番組に出演させていただいていた関係でトップアスリートのみなさまともご一緒させていただいていました。そのご縁でできたスキー界の親しい友人を通して、当時私達が開催していた東北復興支援のチャリティスキーイベントをお手伝い頂いたところからです。
Q. 自分の人生にタイトルをつけるなら
A. まだまだタイトル未定かな。
Q. 座右の銘を教えてください。
A. LIFE IS TO ENJOY
Q. 今、夢中になっていることを教えてください。
A. もちろん海洋環境の改善で目指す持続可能な社会の実現です!
Q.いままでのキャリアでいちばん充足感を感じた出来事は?
A.「ブルーシーフードガイド」をチームで開発して持続可能な水産物の情報をみなさまに提供していますが、このプログラムに科学的・学術的価値を自分の手で付加するために博士論文を仕上げたこと。みなさんに支えていただき、よく頑張ったね、と褒めていただき、純粋に子供のように喜びました。
Q. あなたが思う「OCEANS」のイメージを教えてください。
A. 海はひとつで地球をつないでいます。「OCEANS」マガジンもみんなをつないで仲間を広げていく、未来の社会に向けたプラットフォームなのかなと思います。