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ストリートカルチャーが身近にある生活の中で、ある海外BMXライダーのライディングが彼のBMXライフに火を付けた。


改めて大和選手がBMXを始めたきっかけを聞かせてください。

H:僕はお父さんの影響でスケートボードを最初に始めました。お母さんもこういうストリートカルチャーが好きでしたし、特にお父さんが結構クレイジーな感じだったので、僕をベビーカーに乗せたままうみかぜ公園のパークに連れて行ったと聞いています(笑)



そんな感じの環境で育ったので1〜2歳頃にはもうスケートボードに乗っていました。子どもながらに覚えているのですが、スケートボードは自分にとっては当たり前にある遊びだったので何の抵抗もなく楽しんでいました。

BMXもスケートボードと同じストリートカルチャーの発祥で身近なものでした。小学校3年生くらいの時にたまたまお父さんとうみかぜ公園に行った時にプロBMXライダーのライディングを見てから、無性に自分のBMXが欲しくなって誕生日に買ってもらったんです。これが僕のBMXライフの始まりでした。

それからBMXに乗り始めて、遊びから競技へどのように本格的にシフトしていったのですか?

H:僕が最初に出場したのは「ペルージャカップ」という大きな大会だったのですが、その大会に知り合いみんなが出るというノリの中で僕も誘われました。本当は出たくなかったんですけど、みんなに「出たら絶対面白いよ」って言われてほぼ強制的に出ることになりました。

その後も当時の僕は本気で競技をやるつもりはなかったのですが、周りが僕のことを本気でプッシュしてくれたことで徐々に大会へ出ていくようになりました。今本格的に取り組んでいるパーク種目にガッツリハマったのは小学6年生〜中学1年生の頃だったと思います。

パークにハマり出したのも友達や周りのライダーが後押ししてくれたことがきっかけですか?

H:実は違うんです。僕自身あまり人に憧れることはないのですが、初めて心からカッコいいなと思ったのがHarry Main(ハリー・メイン)という海外のBMXライダーでした。たまたま知り合いから彼の動画を見せられた時に凄く衝撃を受けて、「本当にパークでこんなトリックをするライダーがいるんだ!」って思いました。それまではストリートしか知らなかったんですけどそこで初めて「パーク種目」の存在を知りましたね。


それから四六時中、彼の動画を見るようになって「俺もパークで乗りたい!」って思い始めて色々なパークへ親に連れて行ってもらったり、友達にも「パーク行こうよ!」って言って一緒に各地のパークを回るようになりました。トリックも海外ライダーたちの動画を見て、見よう見まねでずっと独学でやってきました。

そういう意味では本当にハリー・メインの動画がターニングポイントです。その動画に出会ったのが小学校5年生くらいだったのですが、そのタイミングで今では親友になっているフクシマ シュンとコウスケの二人に出会ってさらに僕のBMXライフに火が付きましたね。

photograph by Naoki Gaman / JFBF

photograph by Naoki Gaman / JFBF


火付け役になった友達は大和選手のスタイルや感覚に似ていたんですか?

H:おもしろいことにそれが全然似てないんです!最初は自分とのモチベーションの違いに「なんだよこいつら」ってずっと思っていたんですけど、だんだんお互いを理解し合って受け入れることでその環境が今度は楽しくて仕方なくなっちゃって。

俺がこの技をメイクしたら誰かが喜ぶんじゃないかとか、あいつがこの技やるなら俺もやろうとか、そういった相乗効果が友達と一緒にいる中で生まれてきたんです。そのおかげで僕はドップリBMX沼にハマっていって今がある感じですね。


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