小遣い制じゃない人の自己投資額はやや高め
続いては、小遣い制じゃない人の場合を見ていこう。
Q. 小遣い制じゃない場合、毎月自分のためにどのぐらいのお金を使っていますか?
※右側には小遣い制じゃないと答えた人の全体の割合を表示
【1位】3〜5万円 28%
【2位】5〜10万円 27%
【3位】2〜3万円 15%
【4位】10〜20万円 9%
【5位】1万円以下 8%
【6位】20万円以上 7%
【7位】1〜2万円 6%
もっとも多かったのは、小遣い制の人と同じ「3〜5万円(全体の28%)」だったが、注目したいのは2位以下の数字。
2位には「5〜10万円(27%)」が入り、4位に「10〜20万円(9%)」、さらに6位には「20万円以上(7%)」の回答がランクイン。全体的に、小遣い制の人と比べて、多くのお金を使っていることがわかる。
小遣いの内訳も、事情が少し変わるようだ。
【5〜10万円の人】
・旅行代4万円、飲食代3万円、交際費3万円(東京都・50代)
・ゴルフ代4万円、交際費2万円、食事代1万円(東京都・50代)
・旅行代3万円、交際費2万円、ランチ代2万円、その他買い物代2万円、スポーツ代1万円(千葉県・50代)
【10〜20万円の人】
・趣味代10万円、交際費5万円、ランチ代3万円、交通費2万円(東京都・30代)
・趣味代5万円、交際費4万円、ランチ代2万円、服代2万円、交通費1万円、たばこ代1万円(神奈川県・50代)
【20万円以上の人】
・交際費20万円、スポーツ代5万円、趣味代5万円(東京都・40代)
・交際費15万円、趣味代10万円、食事代10万円(東京都・50代)
自分に使えるお金が5万円を超えると、ゴルフや旅行、ジムといった娯楽の内訳が増える傾向にある。
また、「20万円以上」と答えた人の9割は、世帯年収が「1500万円以上」だった。このクラスになると交際費が10万円を超える傾向も見られた。収入が高い人ほど、人付き合いも大切にしているのかもしれない。
ちなみに、月あたりの自己投資額がもっとも多かったのは、「35万円」と回答した東京都在住の男性。交際費は15万円、趣味代で10万円、食費だけで10万円という内訳だった。
◇
小遣い制の人は、お金の使い方にリアリティがあるのに対して、そうじゃない人は、羽振りの良さがうかがえる。また、収入が多い人ほど小遣い制の割合が少なくなるのも大きな特徴だった。
次回は、「我が家の貯蓄額」についてお届けする。
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