※記事内のアイテム写真はすべて、過去のオーシャンズアーカイブからのイメージ写真であり、現在は販売していない可能性があります。
ドクターマーチンとは
ウエルト部分のアイコニックな黄色いステッチが目を引くドクターマーチンのシューズ。
ドクターマーチンはイギリス生まれの靴&ブーツブランドで、第二次世界大戦直後にドイツの軍医であるクラウス・マルテンス博士によって開発された、ラバー素材に空気を入れたエアクッションソールから歴史が始まる。
優れた耐久性と高いクッショニングにより快適な履き心地を実現。1970年代には、ビートルズやセックスピストルズといった多くのミュージシャンがこぞって愛用し人気に火がついた。
そして、今なお多くのファンから愛されている。
【写真12点】「『ドクターマーチン』1461の特徴と人気の理由」の詳細写真をチェック ドクターマーチン「1461(3ホール)」の特徴
完成されたデザイン
ブランドを象徴する「1461」、通称3ホールはベーシックな外羽根型で黄色のステッチが印象的で、アッパーにはスムースレザーを使用している。
そして、それぞれの特徴が今なお継続されていることから、どれほど完成されたデザインかがよく分かる。
近年では、ホワイトステッチやブラックステッチを採用したモデルも登場。アッパー素材もパテントやスエードが展開されるなどバリエーションは広がっている。
快適な履き心地
心地良いフィット感を堪能できる空気を含んだエアクッションソールも、ブランドを語る上で欠かせないディテール。
グッドイヤー製法を進化させた機械式の加熱圧着によって設えたソールは、樹脂素材からできているため抜群の柔軟性とグリップ力を誇る。
デザインに加え、機能面が充実しているのも強みだ。
丈夫な作り
元々は労働者向けに開発された靴だけに、耐久性はお墨付き。加圧圧着グッドイヤーウェルト製法によって取り付けたソールにより、高い強度と耐摩耗性を実現している。
ガシガシ履いてもソールの減りが少なく、多少傷ついても味のあるデザインになるので末長く愛用できる。
コーディネイトに合わせやすい
ベーシックな外羽根のローカットの一足は、スタイルも季節を問わず履けるのもメリットのひとつ。
音楽シーンから起こったパンクやロックスタイルはもちろん、アメカジスタイルやキレイめと、さまざまな着こなしに合わせやすい。
8ホール、10ホールとの違い
1461(3ホール)は、紐を通す穴が3つあることから3ホールと呼ばれる。
ブランドのアイコニックモデルである8ホールは8つ、10ホールは10個と、紐を通す穴の多さで呼び名が変わるのだ。
その他の違いは、靴の高さにある。3ホールがローカットに対し、8ホールはブーツタイプ、10ホールは8ホールよりも2アイレット分高いブーツとなる。
靴の見え方やパンツとのバランスに寄って印象は大きく変わるので、どのような着こなしに合わせたいか想像してから購入を。
選びのポイントについて
色選びのポイント
3ホールの代表的なカラーは、ブラックとチェリーレッドの2種類。馴染みやすいのはブラック、足元のハズしにはチェリーレッドが望ましい。
ただ汎用性を考えるなら、ブラックは1足あっても困らないので、ファーストマーチンならブラックがオススメだ。
サイズ選びのポイント
シュータン部分にあるサイズの記載は、UK、US、EU表記がある。重要なのは、イギリスブランドのため日本人の足の傾向にぴったり合わせたサイズ感ではないこと。
全体的にはやや大きめのサイズ感なので、試着して自分の足にあった1足を選びたい。
こまめなお手入れで長い付き合いを
長く愛用するなら、日頃のメンテナンスを心がけたい。まずシワ伸ばしのためシューツリーを入れ、表面についたホコリやゴミをブラッシング。
次に、革靴専用のクリームをキレイな布に適量つけ靴全体に馴染ませる。そのあとは風通しのいい場所で保管。これだけで靴は抜群に長持ちしてくれるはずだ。
まとめ
シンプルなデザインと抜群の履き心地で数々の著名人を虜にしてきたドクターマーチン。そのうえ、3ホールは守備範囲が広く、毎朝の服合わせにも困らない。
カジュアルにも使える革靴をお探しなら、チェック必須な1足といえるだろう。