※記事内のアイテム写真はすべて、過去のオーシャンズアーカイブからのイメージ写真であり、現在は販売していない可能性があります。
トラックパンツを改めて現代のファッションアイテムとして定着させたと言って過言ではない、ニードルズ(NEEDLES)。
快適なはき心地ながら、カジュアルからきれいめまで、スタイリングに絶妙な抜け感を演出してくれる唯一無二の存在感は、ファッション業界人からも絶大な支持を得ている。
そこで、まだ未経験な方のためにニードルズのトラックパンツの基礎知識をご紹介したい。
▶︎すべての写真を見る 『ニードルズ』を代表するトラックパンツは、スタイリングに個性を出せる逸品
1995年、ネペンテスの代表である清水慶三氏が立ち上げたオリジナルブランド。ブランド名は縫合に必要な「針」を意味し、その裏には「Need-less(必要以上のものはいらない)」との意味も込められているとか。
その代表作であるトラックパンツは、パピヨン刺繍とサイドラインが特徴で、スポーツ用パンツとは一線を画すファッション性に優れた1本として、日本を始め世界中で愛されている。
トラックパンツのメインは4種類
トラックパンツとは、元々陸上競技のトラックで競技者が使用するパンツのこと。広義としてスポーツ用パンツ全般を指す場合もある。
1980年代にスポーツウェアがファッションアイテムとして注目され、御多分に洩れず清水氏も影響を受けたとか。
そして2008年、ニードルズからトラックパンツを発表。今までにないファッションピースとして落とし込まれたカラーリングや素材、シルエットが話題を呼び、以後、愛用者が急増していく。
現在は主に4バリエーションを展開。それぞれの特徴については次の項目で詳しく紹介していこう。
ストレート
すとんと落ちた、ややワイドでストレートシルエットの最もベーシックな1本。リラックス感のあるゆったりとしたフォルムで、センタークリース入りのため、ほんのりきちんと感もある。
ラクチンな履き心地でオーソドックスなシルエットなので、トラックパンツ初心者の入門編として最適。
ナロー
ストレートと違い、細身のシルエットが特徴のナロータイプ。裾に向かってややテーパードを効かせ、シャープなフォルムながらも動きやすく、はき心地は快適。
ポリエステルの他にベロア地もあり、どちらもスリムできれいなレッグラインを演出できる。
ブーツカット
膝下から裾にかけて広がったブーツカットは、近年のトレンドのひとつ。テーパードシルエットと違い、アメカジやヒッピーなどとスタイルと相性がいい。
スニーカーはもちろん、ボリューミーなブーツや革靴ともバランスが取りやすく、脚長効果も期待できる。
ジップド
リアルなスポーツユースのジャージーを彷彿させるジップを採用し、裾部分を絞ったトラックパンツ。
腰からスネあたりまでゆとりをもたせたレトロなサイズ感やシルエットは今の気分にピッタリだ。
まとめ
スポーツ出自のジャージー素材ながら、ニードルズのトラックパンツならスタイリングに華やぎをプラスできる。
しかも、年中履けるユーティリティプレイヤーなので、定番スタイルの物足りなさを補ったり流行を意識したいときには、変化をつけるお助けアイテムとして持っておきたい一本である。