吉田カバン「ラゲッジ レーベル」ブランドから、6年ぶりの待望の新作「オールドニュー(OLDNEW)」が発売した。
【写真24点】「ラゲッジ レーベル新作“渋柿染め”バッグ」の詳細を写真でチェック 「NEWSPAPER BAG」6万1600円/ラゲッジ レーベル(ポーター 表参道 03-5464-1766)
かつて日本人が環境とうまく調和しながら生活していた時代、あらゆるものは自然の中から生まれ、そのまま自然へと還っていた。そんなシンプルな循環で暮らしを支えてきたもののひとつが「柿」だ。
平安時代に日本に伝わった「柿渋」は、日常の道具や衣類・建物だけでなく、治療薬としても利用されるなど幅広く重用されてきた。それは「柿渋」に含まれるタンニンが、繊維や木材などに防水・防腐の効果をもたらすからだ。
最近の研究では柿渋の成分を含んだ飴や繊維が新型コロナウイルスを不活性化させた、という抗ウイルス効果も報告されている。
そこで伝統的な染色方法である「柿渋染め」を見つめなおし、現代にその価値を伝えるべく誕生したのが「オールドニュー」だ。
真っ白なバッグを、昔ながらの製法で染色職人がひとつひとつ柿渋につけ、天日干しする作業を繰り返すことで独特の深みのある美しい色が生まれる。
「NEWSPAPER BAG (L)」7万1500円/ラゲッジ レーベル(ポーター 表参道 03-5464-1766)
自然の中から生まれ、そのまま自然へと還っていく柿渋染めは、今の時代に必要な新しい循環のカタチだ。
「RUCKSACK」6万9300円/ラゲッジ レーベル(ポーター 表参道 03-5464-1766)
昔ながらの製法で柿渋染めをした「KAKISHIBU」色と、柿渋で下地染めしたバッグを、鉄分の多く含まれた水につけることで黒くさせる「暮染め(クレ染め)」を施した「KURE」色の2種を展開。
「SHOULDER BAG」5万2800円/ラゲッジ レーベル(ポーター 表参道 03-5464-1766)
「オールドニュー」は優れた古来の技術をたずね求め、新たな価値を知るためのシリーズだ。
[問い合わせ]ポーター 表参道03-5464-1766