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2023.08.17

カローラが英国サルーンに! 市販車がベースとは思えない自動車メーカー「ミツオカ」の現行4車種


ミツオカって知ってる? 

トヨタ「RAV 4」をベースとした「バディ」で知っている人もいるかもしれないけれど、オリジナリティ溢れる車を作ることで車好きには有名なメーカーが「光岡自動車」だ。

しかも単に市販車ベースのオリジナルカー(と同社は呼ぶ)を作っているだけじゃない。1996年には2人乗りのオープンカー「ゼロワン」で国の型式認証を取得し、トヨタや日産などと同様にオリジナルの自動車メーカーでもある。

【写真27点】「光岡自動車の現行4車種」を写真でチェック



1968年に車の板金塗装と整備業から始まり、その後中古車販売店「BUBU」を設立すると、全国に店舗を展開。さらに輸入車の正規ディーラー事業も行うようになった。中古車販売や輸入車ディーラー業は現在でも同社の事業の2本柱となっている。

そして、3本目の柱となっているのが、先述のバディなどオリジナルカーの製造・販売業だ。

その第一歩は1982年に製造された「BUBUシャトル50」。50ccバイクのエンジンを載せた1人乗りのマイクロカーだ。

その後、メルセデス・ベンツSSK(テレビの第1シリーズでルパン三世の愛車だった)のレプリカである「BUBUクラシックSSK」、同車のクーペのような「ラ・セード」、ジャガーMk2風の「ビュート」など、オリジナルカーがいくつも製造・販売された。



そして先述の通り、自社でイチから開発した「ゼロワン」や、スーパーカーの「オロチ」の型式認証を取得して、製造・販売。日本で10番目の自動車メーカーとなった。

つまり「ミツオカ」は、単なるカスタム車メーカーではないのだ。その高い技術力は、今も富山県にある本社工場で働く職人たちに継承され、先述の「バディ」、ロードスターをベースにした200台限定の「ロックスター」など、個性豊かなオリジナルカーを生み出している。

現在買える同社の新車は、市販車をベースとしたオリジナルカーの4車種。職人の手づくりで少量生産される4台を紹介しよう。


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