発売中の9月号は、オーシャンズ名物「街角パパラッチ」特集。
ここ数年は、我々を悩ませた自粛により企画自体も縮小していたけれど、今回はなんと500人以上を撮影してきた。そこでわかったのは、この空白の数年間で大人のファッションも変わったことだ。
デニムのトレンドが移り変わり、定番スニーカーの選びにも変化の兆しが。ほかにもカラーコーディネイト、アクセサリー、Tシャツ、などなどあらゆるところに“新しい楽しみ方”が見つかった。
今回は、そんな本誌に登場いただいたスナップから、10人の格好いい男たちをピックアップ。
この暑い今夏を格好良く、男らしく、涼しげに過ごしたい男のためのヒントが見つかるはずだ!
ヴァンズはモノクロ優勢!
スニーカー/ヴァンズ シャツ、パンツ/ともにワコマリア
村田裕平さん(31歳) モノクロのオーセンティックをとことん履き込む。それを清潔感のあるシャツ&スラックスに合わせる。その緩急がなんともクール。ヴァンズはボロボロでも格好いいと改めて気づく。
腕時計は“新世紀角形”の時代へ
Tシャツ/ブラックアイパッチ パンツ/カーハート WIP スニーカー/ニューバランス キャップ/ダブルタップス 腕時計/アップル
須田貴行さん(42歳) グラフィックTを軸に、ペインターパンツ&キャップ、NBの990と大人ストリートを体現するセンス良き装い。腕元のアップルウォッチは、シンプルな配色に調和する色味のシリコンストラップでさらりとこなした。
濃紺デニムできっちり!
デニム/ショット シャツ/ポストオーバーオールズ スニーカー/コンバース
SENさん(43歳) インナーのシャツ使いやトップボタンだけを留めるテク、サイズ感や色の統一感などなど……。難しい上下デニムのコーデを、“きっちり”仕上げるその辣腕に感動!
軽装にクロムハーツ
ネックレス、ブレスレット/ともにクロムハーツ Tシャツ/ロサンゼルスアパレル パンツ/サタデーズ ニューヨークシティ
中島正人さん(40歳) 全身をモノトーンでまとめつつ、ネックレスとブレスレットでクロムハーツを2点投入。ともにブランドを代表するアイコニックなモチーフゆえ、その存在感は格別だ。
オールホワイト派が台頭!
シャツ、パンツ/ともに古着 サンダル/ビルケンシュトック
大本陽介さん(38歳) 洗いざらしのプルオーバーシャツに少々汚れたワークパンツ。“こなれる”とは、まさにこのこと。下手を打つとあざとく見えるオールホワイトを、自然体に着崩して見せた。
さらっとストリートブランド
帽子/シュプリーム×ニューエラ
三上武志さん(38歳) ボックスロゴを頭に持ってくるのもセンスがいいし、浅く被るテクニックも雰囲気満点。サイズはジャストでモノトーンだけれど、しっかりとストリート感が漂っている。
カーゴショーツが再浮上!
ショーツ/ダイワ ピア39 シャツ/テアトラ 靴/クラークス オリジナルズ×ビームス バッグ/アウトドアプロダクツ
長谷部 伸さん(57歳) マルチポケットを配した90年代のアウトドアショーツを思わせるデザインで、オフホワイトの生地はテック系。このカーゴショーツを主役に、白シャツにも似た生地感のものを選ぶだけで、垢抜けて今どきに見えるからスゴいんです!
極薄デニムでさっぱり!
デニム/リーバイス Tシャツ/ロンハーマン
荒木さん(37歳) 真っ白なTシャツに真っ青なデニム。お洒落の究極であり、最難関のスタイルを見事にモノにしてみせた。
品よく見える日本ブランド
パンツ/ユーゲン Tシャツ/ハバーサック 眼鏡/メガネロック ポーチ/ルイ・ヴィトン
小松 孝さん(36歳) ユーゲンのクリース入りパンツは、絶妙なテーパードシルエットが持ち味。赤みの強いブラウンTとの上下で、温かみのある配色を構築した。さらに、ヴィトンのネックポーチでその2色を拾う技ありのコーディネイトである。
エスニックディテール
シャツ、ショーツ、バッグ/すべて古着 Tシャツ/グッドウェア ブーツ/ラッセルモカシン
錦貝 聡さん(37歳) アイコニックなボタンを備えたチャイナシャツを羽織り、デイリーなアメカジに新鮮な風を送り込む。特筆すべきは、ショーツ以外をベージュトーンでまとめたこと。迷彩とチャイナディテールが喧嘩せず、平和に寄り添う。
デニム特集も見逃せない!
本誌9月号は、スナップだけでなく、デニム特集も見どころ。
新作情報からヴィンテージ、さらにはトリビアまで、デニムにまつわる気になるトピックを、アルファベットごとに紹介している。ぜひ、誌面にてご覧あれ!