盛り上がり必至ゆえ、はしゃぎすぎ注意
「クラブはドライバー、ウェッジ、パターがあります。何から試してみますか?」と武藤さん。う〜ん、やっぱりドライバーからか。
「了解です。まずは右利きか左利きか、そしてヘッドのロフト角を設定します。お持ちのドライバーは(ロフト角は)どれくらいですか? 10.5度。取り急ぎそれで進めていきましょう」。
ベースとなるモデルは、昨年登場し話題となった「ステルス」の2代目「ステルス 2 プラス」。カーボンの容量が拡大し、ボール初速のUPと高い安定性・再現性に優れた最新のドライバーだ。
つまり、どこまでも遠くへ、どこまでもやさしく飛ばせるクラブなのである。
で、その「新構造60層カーボンツイストフェース」のカラーは、実に7色から選ぶことができる(在庫状況により、選べるパーツの数が異なる場合あり)。
うん、グリーンいいな。あまり見たことがない感じで。ちなみに昨今服のほうで注目されているカラー、ピンクも試してみた。
これはこれでアリか。武藤さんも「男性はあまり選ばない色ですが意外にいいですね。きっと芝に映えます」と感心の模様。
まごうことなきおじさんの我々であるが、キャッキャとはしゃぎながら結局全色を試してしまった。これは時間かかるぞ(笑)。
「いいんです、存分に悩んでください。そこがこの“Myシリーズ”の醍醐味ですから」。
そんな武藤さんの言葉に甘えながら、自分好みのドライバーをカスタムしていく。リングはゴールドが気分かな。
服と同様、基本は自分らしくコーディネイトすればよい。ただ、アベレージゴルファーにとってはぜひとも助言が欲しいパーツもある。
例えばシャフト。
1モデルにつき10以上の重量帯やフレックス(硬さ)が用意されているものも。またグリップにも多数のラインナップがあり、下巻き(握りの太さを調整するためのテープ)の巻数も、バリエーション豊富に設定されている。
そうなるとやはり、武藤さんのようなプロのアドバイスが欲しい。そしてこのフロアには試打室があるのだから、気になるシャフトの試打も可能だ(サンプルの有無は在庫状況により異なる)。
これが、店舗を訪れるメリットなのである。
「パーツサンプルもいくつか用意がありますので、色のイメージもつかみやすいと思います。やっぱり、あれこれ話しながら作っていくのが楽しいんですよ。
車に似ているところがありますよね。新車購入のときのシミュレーションみたいに」。
もちろんショップには他のお客さんも訪れる。はしゃぎすぎに注意しつつ、節度をもって楽しんでいただきたい。ゴルファーはいつだって紳士でなければ。
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