家族でのお出かけを支え続ける「ディスカバリー」
ディスカバリー。一般道だけでなく、悪路でもアクセル/ブレーキ操作をしなくても一定の低速で走行できる。2023年モデルの車両本体価格は944万〜1150万円。
ファミリーに向けて開発されたディスカバリー。1989年に登場した初代は、レンジローバーの部品を多用して、高いオフロード性能を維持しつつも、製造コストを抑えて安価な価格設定を実現した(日本版の最廉価グレードは300万円を切っていた!)。
2017年にデビューした5代目も、4代目レンジローバーのボディをベースに誕生。テレインレスポンス2を筆頭に、自車周辺の状況を、立体的な3D画像で確認できたり、前輪付近を透過して見ているようなバーチャル画像で見ながら進めるなど、悪路走破性を高める先進技術が盛り込まれた。
2022年モデルからシフトレバーがダイヤル式から小さなスティック型に変わった。
伝統の「ファミリー向け」装備ももちろん進化。
歴代ディスカバリーは3列目も大人が十分過ごせる7人乗りが基本だが(2022年モデルから7人乗りのみとなった)、2列目と3列目シートはスイッチを押せば折り畳み&復帰できる。しかも運転席のタッチスクリーンやスマートフォンからも操作可能だ。
さらに幼い子供たちのために、チャイルドシート用ISOFIXアンカーバーを備えたシートが5つ(助手席、2列目窓側2席、3列目2席)も用意された。
テールゲートは上に開く一体型。荷物の出し入れなどに便利な電動のインナーテールゲートが備わる。
また最大2406Lまでラゲッジを拡大できるから、大人数でキャンプへ出掛けても楽しめる一台だ。
ディスカバリー伝統の2段ルーフ(後部がさらに高いステップドルーフ)姿はなんとか維持。シートは2列目、3列目と後ろにいくほど高くなるスタジアム式レイアウト。
2023年モデルのパワートレインは3Lディーゼルターボと3Lターボがあり、どちらも小型モーターが備わるマイルドハイブリッドとなる。
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