▶︎すべての写真を見る 「BODY CHANGER」とは…… 半年で約40kgの減量に成功した、吉祥寺にある赤身肉店「肉山」のオーナー、光山英明さん。
短い期間で劇的に痩せた理由を、「ウォーキングのおかげも大きい」と話す光山さんに、今回はそのトレーニング術を詳しく教えてもらう。
前編「約40kg痩せた肉のプロフェッショナルが実践する食事法」もチェック! 話を聞いたのはこの人! 光山英明●1970年生まれ。東京・吉祥寺にある赤身肉料理の名店「肉山」オーナー。上宮高校在学中に主将として甲子園に出場し、ベスト8に進出。2012年赤身肉ブームの先駆け的存在である「肉山」をオープン。企業とのコラボ商品や、全国への出店、店舗プロデュースなど幅広く活躍。180cm、88.1kg。
ウォーキングは、1日1万2000歩がノルマ
――今回はどんなトレーニングをしていたかを教えてもらいたいのですが。 もともと野球をやっていたので、トレーニングは嫌いじゃなくて、以前からジムには週3回通っていたんです。ただ、運動をしたいだけだったので、特に体重や数字は気にしていませんでした。
体質改善をすると決めてからは、トレーナーに見張り番的な役割をお願いしています。それとジムだけでは足りないと思ったので、ウォーキングも始めました。
――どれぐらい歩いているんですか? 最初は何歩歩いていたかな……。でも2カ月後には10km歩くって決めていましたね。これは僕の歩数だと大体1万2350歩。だから1日1万2000歩をノルマに、歩数計のアプリを入れて、ほぼ毎朝1時間のウォーキングをしています。
ルートは同じで、音楽を聴きながら黙々と歩きます。歩数が足りないときは夜その分だけ歩きますし、中目黒から吉祥寺まで歩いたり、今では電車のホームでも当たり前のように階段を上るようになりました。
歩数計アプリを使って、毎日の歩数を記録している。
――雨の日はどうしているんでしょう? よっぽどの大雨でない限りは歩きますよ。ウォーキングは仕事だと思っているんです。仕事って雨降っても休まないじゃないですか。
ただ、別にマラソン大会に出たいでわけではないので、絶対に走らないようにはしています。
――失礼な話ですけど、100kg以上あるとウォーキングも大変じゃないですか? 大変ですよ。そもそも僕は運転手がいて、家の前まで迎えにきて、現地まで送り届けてくれていました。毎日ほんのちょっとしか体を動かしていなかったから、歩くだけでも辛い。痛くなった膝は、ウォーキングで治すしかない、みたいな根性論でやり過ごしていました。
念仏のように唱えながら歩く
――あの、大体の人は雨が降ったり、足が痛くなったら挫折してしまうと思うんです。そういうことはなかったのでしょうか? わかりますよ。だから恥ずかしい話ですけど、ウォーキングでは念仏のように唱えながら歩いてます。
――念仏ですか? 「自分で決めたルールだから絶対に守るんだ」「絶対にやる、絶対やってやる」って、毎朝5時くらいにぶつぶつ言いながら歩いている。僕は野球をやっていたのですが、野球ってどんなに頑張っても勝てるかどうかは相手次第じゃないですか。
でもダイエットは違う。敵となる相手は誰もいなくて、邪魔するのは自分しかいない。だから、自分に勝つために呟いています。
――歩きながら気持ちを整えているんですね。 はい。これは6カ月経った今でもやっています。だから絶対に一人でしか歩きたくない。嫁さんが「一緒に歩きたい」と言っても「1人で行くから来んといて」って断ってます(笑)。
ただ、最初から1万歩も歩くのは難しいと思うので、5000歩くらいから始めて、徐々に自分を高めていくといいんじゃないかと思います。僕が痩せたのを見て、周りでも歩き始めた人が出てきて、みんな少しずつ痩せていってますよ。
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