▶︎すべての写真を見る 価値観や生活様式が多様化した新しい時代の要請に応える時計。その条件のひとつは、間違いなくデイリーユースに必須の“使う視点”だ。
日常生活はもちろんのこと、夏のマリンアクティビティでも優れた性能を発揮する100m以上の防水性能はその最たるもの。
そして、38mm以下の小ぶりなケース径。ヴィンテージピースのような雰囲気を纏うコンパクトなそれは、ON/OFFといった着用シーンや合わせる服を選ばないため、かなり高い汎用性を備えている。加えて、手首にすっぽりと収まるため見た目も着け心地もいい。
「ブラックベイ 54」SSケース、自動巻き、37.0mm径、11.24mm厚。 49万600円/チューダー(日本ロレックス / チューダー 0120-929-570)
例えばチューダーの「ブラックベイ 54」。1954年に誕生したブランド初のダイバーズRef. 7922の特性を忠実に受け継ぐ最新作だ。
37mm径のケースサイズや簡潔なデザインを採用する逆回転防止ベゼル、ロリポップデザインの秒針など初代を彷彿させつつも、随所に人間工学に基づく設計を取り入れ現代化を図る。
自社開発製造キャリバーMT5400を搭載し、200m防水性能を実現させた。
ゆるめ派とジャスト派に分かれる時計の装着感。ブレスレットのサイズ調整が可能なら、そんな好みも思いのまま。チューダーの“T-fit”クイックアジャストクラスプは8mmの微調整が可能で、ウエットスーツの上からでも着用できるよう考慮された、ダイバーズならではの仕様。
この夏、オーシャンズが「Feel So Good」な時計として大推薦するのが、こうした特徴を持つ「チビタフ・ダイバーズ」である。
“使う視点”が熟考されたチビタフ・ダイバーズこそ、現代のラグジュアリー観を象徴する時計だといえるだろう。