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2023.06.13

ファッション

高級シャツを洗いざらし!にしのや・西野大士に聞く“品よく崩す”マイ・ルーティン

ラフに洗いざらしてもどこか上品な雰囲気に。

ラフに洗いざらしてもどこか上品な雰囲気に。

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上の写真のシャツは、フランスが誇る高級シャツブランド「シャルベ」のもの。

マルチストライプの上品なブルーのシャツを、ヘンリーネックのカットソーとワークパンツでカジュアルに着崩しているのだ。

ポイントはなんといっても“洗いざらし”。ただしシワっぽくなるのはNG。

その絶妙な塩梅のコツを西野大士さんに伺った。

にしのや 主宰
西野大士さん(40歳)
パンツブランドのニートのデザイナーにして、PR会社「にしのや」のディレクター。プライベートでは3人の息子の父親でもある。
この記事は、オーシャンズ7月号から抜粋しています。すべての特集は本誌で

「洗いざらし=シワ多め」ってことじゃない

「若い頃からずっと、シャツというアイテムが好きでした」。そんな西野大士さんが「洗いざらし」の魅力に改めて気付いたのは、ブルックス ブラザーズの日本法人に勤務していたときのこと。

「店頭に立つときはブレザーもしくはスーツの着用がルール。中に着るシャツには当然アイロンをかけます。でも、オックスフォード地のボタンダウンシャツだけはプレスしなくてもよい、という不文律があったんです」。

上のブルックス ブラザーズのシャツは、最もトラディショナルなオックスフォード地を使用した2010年頃のもの。右のチェックシャツはエルメス、左のブルーはシャルべだ。

上のブルックス ブラザーズのシャツは、最もトラディショナルなオックスフォード地を使用した2010年頃のもの。右のチェックシャツはエルメス、左のブルーはシャルべだ。


身体にフィットしたスーツに、洗いざらしのボタンダウンシャツ。「そのハズしが格好良かった」と振り返る。そして独立後は、高級なドレスシャツも洗いざらしで着るようになった。

「ファッションのPR業務という職業ですので、Tシャツでも支障はありません。でも襟付きのシャツを身に着けると、仕事モードになるんです」。

ただし「洗いざらしとは、シワっぽいということではない」と言う。干すときにはきちんと生地を伸ばす。そのコツは、ぜひ下を参照に。

そんな西野さんのワードローブには、ブルックス ブラザーズを筆頭に多彩なブランドのシャツが並ぶ。

「実はこの“数多く揃える”というのも、コツのひとつ。ローテーションの頻度を抑えることで生地が傷むことなく、いい風合いを長く保つことができるんです」。


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