▶︎すべての写真を見る 「やっていることも着る服も、昔から全然変わらないです」。そう語ってくれたのは「オンブレ・ニーニョ」デザイナーの江川芳文さんだ。
50歳を超えた今も、スケートボードを仕事として、服でいえば、ずっとワークパンツに首ったけだ。少年心に響いた衝撃を今も感じ続ける。だから江川さんの格好良さはブレない。
「きっかけは、10代の頃にLAのKマートで買ったディッキーズ。タフだし安いし、常にはいていました。ライディング中は、太めの42インチをベルトループを飛ばして締めたり、シューレスで結んだり。
簡単なドレスアップも可能で、タイトめなものをジャケットに合わせれば、スラックスの代わりにもなる。プリーツ入りだと、なおいいですね」。
そんな江川さんが、大人になるにつれていっそう汎用性の高さに気付いていったという“いつもの”ワークパンツを見せてもらった。
江川さんの“いつもの”ワークパンツ
オンブレ・ニーニョ デザイナー 江川芳文さん(51歳)●1972年生まれ。’90年代の伝説的なストリートブランド、ヘクティクのディレクターとして活躍。15歳からプロキャリアを歩む、日本スケートボード界のパイオニアでもある。
あえてヘタったようなコットン地を再現したオンブレ・ニーニョの新作。ジャケットとのセットアップタイプだが、パンツだけでも活躍。
[上]バックポケットにハンマーループを備えた肉厚のペインタータイプ。オーバーサイズにもなるギミックや脚の可動域を広げる股下のマチなど、細部まで気が利いている。
[下]オーセンティックな魅力たっぷりの「874」は、ワークパンツの大定番。江川さんは写真のブラウンのほか、ブルーグレーも大のお気に入りだとか。
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