「STAY YOUNG総合研究所」とは……▶︎すべての写真を見る ふと鏡で顔を見ると目の下に“クマ”が……。老いや疲れを強力にアピールするこのトラブルはステイヤングを志すオーシャンズ世代の宿敵だ。
アンチエイジングに精通し、セルフケアアドバイザーとしても活躍する医師がクマの見分け方とケアの方法を指南する。
目の下のクマを退治せよ!
今回教えてくれたのは医師、公認心理師 医学博士、セルフケアアドバイザーの大西良佳さん●北海道大学卒業後、救急・在宅医療・麻酔・緩和ケア・米国留学など幅広い経験からメディア監修、執筆、講演などの情報発信を行う。ウェルビーイングな社会の実現に向けた合同会社ウェルビーイング経営にも力を注ぐ。
シミやシワ、おじさんをとりまく肌トラブルは数あれど、もっとも老け顔の原因になるものといえば、目の下に出没する“クマ”だろう。そもそもクマとはいったい何なのか?
「クマは3種類に大別できますが、最もメジャーなのが“青クマ”です。もともと目の下は皮膚が非常に薄く、かつ脂肪も少ないため、毛細血管が見えやすい部分。
血流が悪くなると局所の酸素濃度が低下し、それが青黒くなりクマとして表れるんです」(大西良佳さん)。
青クマの原因は長時間のパソコンやケータイの操作などによる顔回りの血行不良。
さらにオーシャンズ世代は、ほかの2種類、“黒クマと茶クマ”の出没にも警戒する必要があるという。
「黒クマは加齢による眼輪筋の衰えによるもので、茶クマは紫外線によるメラニンの色素沈着が原因です。つまり、種類によって、原因やケア方法は異なるというわけなんです」。
自分のクマの正体をきちんと見極めたうえで、症状に合ったケアをすること。これがクマ退治の秘訣なのだ。
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