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2023.06.17

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渡辺真史がセルリアンタワー東急ホテル・総支配人と対談「雑多とラグジュアリーが同居する場所」

渡辺真史●1971年、東京都生まれ。ベドウィン & ザ ハートブレイカーズのディレクター。ローカルとインターナショナル、2つの視点で東京をクルージング。

渡辺真史●1971年、東京都生まれ。ベドウィン & ザ ハートブレイカーズのディレクター。ローカルとインターナショナル、2つの視点で東京をクルージング。

この記事は、オーシャンズ7月号から抜粋しています。すべての特集は本誌で
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渋谷駅前にそびえ立ち、今年で22周年を迎える「セルリアンタワー東急ホテル」。

総支配人(現在は首都圏エリア統括)の八木進午さんと、40階のスイートルームにて言葉を交わす。

渡辺 海外の友人がよく泊まるので、ここは僕にとっても馴染み深いホテルです。僕自身は宿泊しませんが、迎えに来たり見送ったり。みんな昔からここを拠点にしたがるんです。

八木 ありがたいですね。2001年の完成当初は、渋谷でいちばん高い建造物でした。当時はいわゆるミレニアムで、国境を超えて世界がつながる時代の幕開け。そんな動きの中心が渋谷でしたし、このホテルだとも自負しています。海外からのお客様が多いだけでなく、グーグルの日本法人など多くのIT企業が入居していました。

渡辺 ロビーを見ても、本当にいろんな方がいます。その光景が美しいし、スタッフの対応も素晴らしい。サービスが決して過剰でなく、自然体で居心地がいいです。すごく“日本的”というか。

八木 日本人らしさ、その土地らしさは重視しています。沿線を開発する東急が母体ですしね。無駄を削ぎ落としたシンプルさにも、日本的美意識が表れているかもしれません。



渡辺 華美なブティックホテルでもなく、ビジネスホテルでもない。館内に素敵なレストランや宴会場があるけど、道玄坂で飲んでも歩いて戻れる。雑多とラグジュアリーが同居する感じがすごく東京的で、渋谷的。

八木 時代とともに街は変わります。特に渋谷は変化が激しい。それに乗り遅れることなく、街と一緒にホテルも成長しなくてはなりません。

渡辺 なるほど。その一方、変わりゆく渋谷という街で、このホテルがあり続けることの安心感が身に染みます。そうだ、友人から聞いた印象的なエピソードがあって。

八木 どんな話でしょう?

渡辺 チェックインして荷ほどきを終えたあと、どこか不都合があって友人は部屋を変えたんです。で、飲んで帰ってきて新しい部屋に通されると、前と同じ間取りの部屋に同じように荷物が置いてある。真偽はわからないけど、脱いだ服の形もまったく一緒で。部屋を変えたのがわからないくらい自然だったそうです。「こんなサービスは世界のどこにもない。クレイジーだ!」って感動していました。

八木 はは(笑)。お客様に合わせたスタッフなりの気遣いでしょうが、そんなところも日本人らしさ、セルリアンらしさなのかもしれませんね。

移りゆきつつも普遍的。“空色”を名に冠した渋谷のホテルは、今日も人々を気持ちよく迎え入れる。
セルリアンタワー 東急ホテル
住所:東京都渋谷区桜丘町26-1
電話番号:d03-3476-3000
ceruleantower_tokyu_hotel


若木信吾=写真 増山直樹=文

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