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2023.06.19

「自動車界の大谷翔平!」二刀流ハイブリッド「プリウス」を識者3人が解説!

Z(PHEV・2WD)モデル460万円。

新色には、目にも鮮やかなマスタードカラーが登場。3月に発売したPHEVモデルには、アウトドアや緊急時に使用できる外部給電システムとソーラー充電システムを搭載。いざというときには太陽光のみで充電することもできる。Z(PHEV・2WD)モデル460万円。

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世界初の量産ハイブリッド車として、業界を牽引してきたプリウス。

これまでのシルエットを踏襲しながらも、コの字に配置されたヘッドライトや、一文字のリヤコンビネーションランプなど、先進性を感じさせるデザインが施されたこの一台を、識者たちはどう評価するのか。
この記事は、オーシャンズ7月号から抜粋しています。すべての特集は本誌で

“推し”たくなる理由がある

初代プリウスが登場したのは1997年のこと。以来、トヨタは2000万台以上のハイブリッド車を世に送り出したといいます。

それによって削減されたCO₂排出量は約1億6200万t 。全然ピンとこない数字ですが、日本を例に挙げると乗用車のCO₂排出量は2001年比で4分の3程度に減っています。欧米主要国では軒並み増加か、いいところ横ばいという中での成績です。

自動車の利便性をそのままに、今あるインフラ環境で、CO₂の削減に貢献したならばハイブリッド以上の現実的な選択肢はないと個人的には思います。その時点で、プリウスは推せる車です。

新型はなんとデザインと走りを前面に押し出した車になりました。前型と比べて、プロポーションからしてシュッとした感じになりましたし、加速力やフットワークにも進歩の跡が見られます。

しかし、乗降性や積載量といった実用面はカッコ良さの代償として、前型より後退しているのは要確認といったところでしょう。

新型プリウスは最大1500Wの給電システムを標準搭載しているので、停電時には電気の供給元としても機能します。停まっているだけで、ライフラインの万が一の備えとしても優秀です。

自動車ライター
渡辺敏史

出版社で自動車/バイク雑誌の編集に携わったあと、独立。自動車誌での執筆量が非常に多いジャーナリストのひとり。車の評価基準は、市井の人の暮らしにとって、いいものかどうか。




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