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2023.05.24

かぞく

藤井聡太を育てた「モンテッソーリ教育」とは? 解説とともに教育に役立つ“モンテおもちゃ”を紹介!


当記事は「ボーネルンド公式ウェブサイト」の提供記事です。元記事はこちら

「モンテッソーリ教育」をご存知でしょうか。トーマス・エジソン、アンネ・フランク、ビル・ゲイツ。モンテッソーリ教育とは、欧米を中心に世界の名だたる有名人が受けてきた教育法のこと。日本でも、プロ棋士の藤井聡太さんがモンテッソーリ教育で育ったとして、彼の使っていた知育玩具と共に一躍有名になりましたね。

この記事では、モンテッソーリ教育と、モンテッソーリ教育におけるおもちゃ(教具)がどう子どもの成長に役立つのか。またその要素を含み、特長の一つとなる”子どもの主体性”を促す、ボーネルンドのあそび道具もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

モンテッソーリ教育とは?

まず、「モンテッソーリ教育」の成り立ちや概要について簡単に解説します。

モンテッソーリ教育とは、イタリアの医師マリア・モンテッソーリが考案した教育法です。きっかけは、知的障がいがある子どもが床に落ちたパンくずで遊ぶ姿を観察したこと。子どもが、指先の感覚的な刺激を求めていることに気付いたのでした。

その事実から、指先を動かすおもちゃを与えることで感覚を刺激できると証明したモンテッソーリ。「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という考えのもと、子どもたちの「自己教育力」を育む感覚教育法を確立しました。

日本のモンテッソーリ教育は、従来の義務教育との兼ね合いから、主に0歳から6歳までの幼児教育の中で取り入れられていることがほとんどです。この自己教育力によって成長した子どもは、積極的に自己表現を行い、誰に教わることなく歩けるようになったり、言語力や日常生活で必要な技術を身につけたりと、自主性や自発性を発揮します。

モンテッソーリ教育におけるおもちゃ(教具)

まずは、モンテッソーリ教育の発達段階に合わせた5つの教育分野を簡単にご紹介します。

モンテッソーリ教育の5分野
○日常生活の練習
大人の行動を真似する「模倣期」と「運動の敏感期」を利用して、運動器官やその機能を発達させ、自分の意志どおりに体をコントロールする力を身につけていきます。

○感覚教育
乳幼児期に最も発達。3歳から6歳の時期に起こる五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)の発達期である「感覚の敏感期」を利用し豊かな感覚体験から観察・識別といった知的活動の素地をつくります。

○言語教育
「言語の敏感期」で子どもの言語能力獲得に合わせ、言語を話す、読む、書くという動作を習得します。語彙が豊かになり、文法や文章構成力の獲得をしていきます。

○算数教育
「数の敏感期」で0から10までの数、数字、「多い・少ない」の量に関する抽象的な概念について、体験をくり返し、体系化や可視化しながら理解していきます。

○文化教育
先の言語と算数以外の、幅広い能力を育みます。なぜ?という知的好奇心を応援し、身近な世界や生き物など社会や理科をはじめ、道徳や音楽、体育、美術などさまざまな分野に興味を広げていきます。

モンテッソーリ教育でおもちゃ(教具)が重要なワケ
モンテッソーリ教育においては、子どもの発達段階と教育分野、目的に応じてさまざまなおもちゃ(教具)を使用します。

行動するのはあくまで子どもたち。モンテッソーリ教育の基本の考え、「Help me do it myself」(私ひとりでできるようになるのを手伝って)に基づいて、大人は子どもを観察し、発達段階に合わせたおもちゃ(教具)や環境を整えることが大切です。

つまり、この教育法においておもちゃ(教具)は、子どもたちが自己成長を促進し、自分のちからで問題を解決するための能力を身につけるのに大きな役割を果たしているのです。


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