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快適さはまるで“動く書斎”

テスラを魅力的に感じた要因は、なにも最先端の機能や“ファルコンウィング”に見る格好良さだけではない。決め手となったのは、車内の居心地の良さである。



「電気自動車は、静かに、楽に、気持ち良く走るという意味ではものすごくいい選択肢だと思います。普段、長距離の運転が多く、停車して仕事をするケースもままあるので、やはり居心地の良さは必須。自分だけの空間を作りたい人にはもってこいの車ですね」。



「iPhoneを想像してみてください。知らず知らずのうちにアップデートされ、最先端の機能がどんどん追加されていきますよね。その都度、その瞬間に新たな情報や機能を堪能することができる。テスラも同じです」。

これまで槙野さんは、各メーカーがこぞって打ち出している電気自動車を番組の企画で試乗してきた。それぞれに魅力があると前置きしたうえで、それでもなお「この手の分野ではテスラが抜けている」と絶賛する。音声認識ナビもそうだ。



「東京タワーに行きたいとするじゃないですか。そこで画面に触れず『東京タワー』と声を発するだけで、現在地から東京タワーまでの道順が出る。しかも、その音声認識が早くて正確なんですよ。細かいところですけど、その積み重ねが乗り心地や居心地にも関わってきますよね」。



「ほかの車だと買ったときがテンションのMAXだと思うんです。プロダクトも、購入当初の気持ちもどんどん時を重ねるほどに風化していきますよね。ただ、テスラは機能がアップデートしていきますから、乗るたびに楽しさを感じさせてくれる。衝突などの注意喚起をしてくれる機能も購入時にはありませんでしたから。



スピーカーの位置だって自由に変えられるんですよ。例えば、後部座席で子供が眠っていたら、起きないようにスピーカーを動かして前だけで聞くこともできる。

まさに地球にも人にも優しい。その優しさは、もうテスラか“ブルーハーツ”かじゃないですかね(笑)」。


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