長期休みでもない限り、ゆっくり漫画を読む時間もないオーシャンズ世代。どのくらいのまとまった時間があればどんな漫画が読めるか、今話題になっている名作の読了時間を計算してみた!
ぜひ、このGW中に読んでみよう。
※予想読了時間は1分あたり4ページ換算で算出。巻数、ページ数などは、すべて編集部調べ。 ①『ジョジョの奇妙な冒険』全131巻、計25840ページ
予想読了時間=約107時間40分
『ジョジョの奇妙な冒険』(全8部)荒木飛呂彦著、週刊少年ジャンプ(集英社) コミック版で計算。
漫画界の天才、荒木飛呂彦氏が36年にわたって表現し続ける、伝説的な長編漫画『ジョジョの奇妙な冒険』。
この漫画は令和になっても、色褪せることなく異彩を放ちつづけている。
斬新な世界観と個性的なキャラクター、高度な心理戦にヒリヒリする戦闘シーン、緻密に張り巡らされた伏線、想像のはるか上をいくストーリーの広がり、力の弱いものがひとつの突き抜けた能力のみで強大な敵を打ち倒すカタルシスなど、この魅力は語りつくすことが難しい。
第1部でジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーの戦いからはじまり、ジョースター一族とディオとの因縁が世代を超えてぶつかり合う第6部までの世界線。
そして、パラレルワールドに舞台を移して繰り広げられる、新たな物語を描いた第7部以降の世界線もまた面白い。
そして今年2月、物語は第9部『The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)』へと突入。舞台はハワイだ。大富豪になる野望をもつ青年ジョディオ・ジョースターは、“この世の仕組み(メカニズム)の頂点に立つこと”で成り上がりを目指していく。
シリーズ合計100巻超え、予想読了時間107時間のオバケ漫画だが、心配するのは無駄無駄無駄無駄ァーーー!! 読み始めたら「ザ・ワールド」よろしく、時が止まるほど冒険にのめり込んでしまうことだろう。
作者をして「子供向けには書いていない」と言わしめる唯一無二の“人間讃歌”は、大人になった今がいちばん楽しめるはずだ。
2/7