目覚めてすぐに太陽の光を浴びるとなぜ良いのか?
実は、体内時計の1日は、地球の自転周期である24時間より約1時間ほど長い約25時間周期となっています。だから、毎日同じ時間に起きていても、我々の睡眠サイクルは1日1時間ずつずれてしまうことになります。しかし、太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされます。
つまり、太陽の光を浴びてから、14時間~16時間が経つと、脳からメラトニンが分泌されるのです。曇りや雨の日でも太陽の光はしっかり届いていますので、効果はあります。休日はもちろん、平日も目覚めたらまずは窓を開け空気を入れ替え、全身に太陽の光を浴びましょう。
40代ともなると会社での責任も重くなり、勤務時間以外もついつい頭の中で仕事のことを考えてしまいがち、という人が多いのではないでしょうか。特に仕事上でトラブルがあったり気がかりなことが起こったりしているときは、ずっとそのことを考えてしまい気が休まらないものです。しかし、そんなときこそ仕事を離れたら、いったん忘れて心身をリフレッシュしましょう。
気分転換をするのにオススメなのは、何かに没頭する時間を作ることです。受動的にぼんやりしていると、仕事のことを考える余地が生まれます。ぼーっとテレビを見たりしていると、つい頭の中が仕事モードになってしまう人もいるでしょう。
しかし、積極的に何かに没頭すると、仕事のことを考えることができなくなり、気分転換が図れるのです。スポーツでも家でできることでも構いませんので、集中して行う趣味を持ちましょう。
私は筋トレとランニング、それに料理に没頭する時間を積極的に作っています。ランニングは「動的な禅」とも言われ、気分転換にとても良い効果があります。単調なリズムで身体を動かし続けると、心拍も呼吸も高い状態が続き、頭の中が空っぽになるような感覚があります。普段は考えるともなくいろんなことを考えてしまいますが、身体を動かすことに集中していくと、徐々に思考が途切れて瞑想をしているような状態になります。
特に長い距離、10キロ以上走ると瞑想効果が高くなり、走り終えると気持ちがスッキリしています。「ランナーズハイ」という言葉もあるとおり、ランニングをすると快楽物質のエンドルフィンが分泌され、爽快な気持ちになることもあります。
『やってみたらわかった! 40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣』(かんき出版)。
料理に没頭するのもオススメです。料理はひとつひとつの工程に集中することになるので、とても良い気分転換になります。
私は日課として午前中の仕事を終えたら筋トレとランニングをして、シャワーを浴びたあとに昼食を作ります。これらの時間を費やすことで、午前中の仕事の疲れがとれ、リフレッシュして午後の仕事ができます。同様に夕方仕事を終えたあとも料理を作ることで、仕事モードをリセットしてリラックスモードへと切り替えることができています。
気分転換には掃除に没頭するのもオススメです。特に磨き掃除は集中力を使うので良い気分転換になります。曜日ごとに場所を決めて取り組むことで、どんどん家がピカピカになっていくのも気持ちが良いものです。
今は車を持っていませんが、車があったときは洗車に没頭するのも楽しかったですね。ほかにも読書、映画や演劇などを観ること、プラモデルやジグソーパズルを作るなど、何でも良いと思います。
いずれにしても、何かひとつのことに没頭する習慣を持つことで、仕事のことを忘れてリフレッシュすることができます。ぜひ、好きなことに思いきり没頭する時間を作ってください。