⑥『ハイスクール!奇面組』全20巻、計3754ページ
予想読了時間=約15時間39分
『ハイスクール!奇面組』新沢基栄著、週刊少年ジャンプ(集英社) コミック版で計算。文庫版は全13巻、計3744ページ 予想読了時間=約15時間36分。ちなみに前作『3年奇面組』コミック版は全6巻、計1185ページ 予想読了時間=約4時間57分。合わせて読むと約20時間33分!
前述の『魁!!男塾』に負けず劣らず、ふり切った世界観が楽しめる『ハイスクール!奇面組』も忘れてはいけない。作家・新沢基栄氏の漫画家デビュー作である『3年奇面組』の続編だ。
常人離れした容姿と、個性という言葉でおさめられない問題児の5人「奇面組」が、前作で“留年”を繰り返していた中学時代を経て、ついに高校進学を迎える。
5人のメンバーを紹介すると……
リーダーであり2頭身デフォルメ姿での登場シーンが多い一堂零、ヘルメットヘアと武闘派気質な特徴をもつ冷越豪、もっともマトモな言動をするが“ノゾキ”が趣味でエロさも一番という出瀬潔、並外れた食欲の持ち主である大間仁、事あるごとに服を脱ごうとする言動が気になる物星大。
ちょっと列記するだけでも、このストーリーがいかにぶっとんでいるかがわかるだろう。
他にも、『ハイスクール!奇面組』ではバラエティ豊かな新キャラが加わった。前作・中学編の良さをそのままに、さらなる盛り上がりを見せる青春ドタバタ学園ギャグコメディとなっている。
「奇面組」シリーズは、人気コメディ作品が多かった’80年代においても、王道的な立ち位置を確立していた。「おニャン子クラブ」がテーマ曲を歌ったアニメ版なども話題をよんで、メディアミックスでの大ヒットを納めた。
「奇面フラッシュ」「筋肉大移動」といったお約束の技やボケのオンパレードに、抱腹絶倒すること間違いなし。
社会で揉まれて硬くなった頭を柔らかくほぐしてもらおう。
7/7