⑥『オーシャンズ』
4作品の観了時間=約7時間53分
デジタル配信中。『オーシャンズ11』ブルーレイ 2619円、DVD 1572円/発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント 販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント © 2001 Village Roadshow Films (BVI) Limited. © 2001 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
クライムサスペンスというジャンルにおいて、これほど華やかな映画は他にないのではないかと思う。
『オーシャンズ11』は、フランク・シナトラが主人公を務めた1960年の映画『オーシャンと十一人の仲間』のリメイク作品で、2001年に公開された。
その世界的大ヒットを踏まえて、2005年に『オーシャンズ12』、2007年の『オーシャンズ13』へと続く。2018年公開の『オーシャンズ8』はスピンオフ作品であり、『オーシャンズ』シリーズのファンにはたまらない内容となっていた。
1作目のストーリーは、ジョージ・クルーニー扮する主人公ダニー・オーシャンは凄腕の泥棒で詐欺師。刑務所の仮釈放後に犯罪のプロフェッショナルを11人集めて、ラスベガスの3大カジノから現金強奪計画を立てるという、設定からしてド派手でイケているもの。
その仲間たちとして出演した俳優陣が、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツなどなど、超豪華過ぎる布陣なわけで、公開当時の劇場に貼られていたポスターからして覇気が滲み出るような神々しさがあった。
『オーシャンズ11』が描くのは、徹底的にイカしている姿と光景だ。渋みがあるだとか、ハードボイルドだとか、軽快であったりとか、そういった形容が当てはまらないほどに、“イケている”。
パッと見のルックス、登場人物の職業や、それに紐づく動作にファッション。そもそも舞台となっている街、そのどれもが華々しく、エンターテイメントとはこれだ! ということを実感させられる。
カッコいい紳士と淑女による現金強奪戦を頭脳戦も交え、ドンぱちのアクションシーンも入れながら展開していく本シリーズ。
観終わった後は実に気持ちよいスッキリした気分になれる。映画というエンタメが持ち合わせているパワーが感じられる『オーシャンズ』シリーズをどうぞ。
7/7