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2023.04.16

ファッション

デニムは自由の翼。デザイナー・タナカサヨリさんに聞いた「タナカ」Q&A


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“これまでの100年とこれからの100年を紡ぐ衣服”をコンセプトに掲るブランド「タナカ」。

デニムやワークウェアをはじめとする普遍的なアイテムを性別や年齢、国籍を問わずに多様な人々へ提案している。

その作り手であるデザイナー・タナカサヨリさんの声を聞き、人気の秘密に迫る。
この記事は、オーシャンズ5月号から抜粋しています。すべての特集は本誌で

デザイナー・タナカサヨリさんに聞いた「タナカ」のすべてQ&A

デニム2万9700円 /タナカ www.tanakanytyo.com、ポロシャツ3万8500円/エイトン(エイトン青山 03-6427-6335)、靴13万7500円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店 03-6805-1691)、メガネ3万8500円/カーニー(ソスト sost.jingumae@gmail.com)

ストンと落ちるストレートレッグとトラウザーのようなフィット感が魅力の看板モデル。デニム2万9700円 /タナカ www.tanakanytyo.com、ポロシャツ3万8500円/エイトン(エイトン青山 03-6427-6335)、靴13万7500円/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店 03-6805-1691)、メガネ3万8500円/カーニー(ソスト sost.jingumae@gmail.com)


Q1. デニムに力を入れている理由は?
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デニムは私たちに“自由”という翼を与えてくれるから。


Q2. 裁断・縫製へのこだわりは?

縦に色落ちする特性を活かし、生地を横使いすることで一本の中にちょっとした変化や表情を演出しています。

洗練された印象になるように、ウエスト回りにチェーンステッチでなくあえて本縫いを使用したり、裾も同様にもあえて本縫いや、すくい縫いを採用。

このようにデニムではあまり用いられない縫製仕様を効果的に使うことで、ほかとの差別化を図ったデザインデニムを追求しています。
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Q3. ボタンやリベットへのこだわりは?

クリーンでシャープな形状を選定し、オリジナルで“TANAKA”のロゴ入りボタンを作製しています。

モダンな印象に仕上げたいときは、ヴィンテージ調の加工にあえてピカピカのシルバーカラーを選択。モードっぽい仕上げにしたいときはマットなオールブラックを選びます。
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リベットも突起のないフラットな形状でよりモダンな印象のものを使用しています。

Q4. 加工へのこだわりは?

上品なヴィンテージ感を心がけています。例えば、ヒゲは強く出しすぎず、メリハリを利かせすぎない、トッピングカラー(最後にのせるヴィンテージ感を加えるカラー)は濃くのせない、などです。

またほかにはないデザインされた加工を施すことも多く、常に新しい加工やカラー、手法の研究を工場と一緒に行っています。


Q5. 素材、原材料へのこだわりは?

コットン100%ながらも体に馴染む番手と織組織を選定しています。おもにヴィンテージシャトル織機で織ったデニムを使い、可能な限りリサイクルコットンを使用しています。

経糸には混じりけのないピュアインディゴカラーを採用している点にもこだわりがあります。
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