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Q6. これまで影響を受けたデニムは? また、それはどのようにものづくりに反映されている?

世界中のヴィンテージストアで出会う、それぞれの生活や職業、行動、パーソナリティなどが滲み出ているデニムに影響を受けます。それらは色落ちや、アタリ感、ダメージ感、汚れ、剥ぎ足し……などから感じることができます。

そして、コレクションデザイナーたちが作るデニムアイテムの中で、デニムという素材の特性をしっかり活かしつつ、デニムをひとつの生地として捉えた着こなしや、アートピースとして完成されているものなどにも影響を受けます。そ

れらを踏まえ、タナカではストーリーが垣間見られるような表現や、デニムをキャンバスとしてアート的な要素と組み合わせることなどを大事にしています。

そのうえで、デニムとともに普遍的なスタイルをつくっていきたいと考えています。


Q7. デニムが似合う男の条件は?

デニムはすべての人のための衣服だと思っています。

強いていえば、男性らしい、女性らしいという従来の価値観にとらわれないジェンダーレスな着こなしができる方、自己表現を追求する方、健康的な生活を送られている方、型にハマらない方、でしょうか。
「タナカ」
創業年:2017年
拠点:アメリカ・ニューヨーク
デザイナー: タナカサヨリ



清水健吾=写真 松平浩市=スタイリング yoboon(coccina)=ヘアメイク 安部 毅、オオサワ系、加瀬友重、髙村将司、八木悠太=文

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