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2023.03.16

ファッション

種カジ流・春のインナーダウンスタイル。ポイントは“色味と素材感”


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30mens / 30days SNAP 〜春アウター着回し術〜 ●三寒四温に八面六臂。春の頼れるお助けアウターを寒暖でどう着回す? お洒落に一家言持つ30人の愛用春アウターを着こなしメソッドとともに30日連続でお届け!
寒い日と暖かい日。その両方に頼れる春アウターの着回し術をファッション好きの方々に教えてもらう本企画。

第1回はOCEANSの長寿連載「種カジのタネあかし」でもお馴染みのフリープランナー・種市 暁さんの登場だ。
<SNAP No.1>種市 暁さん
種市 暁●フリープランナーとして、アパレルに限らずあらゆるジャンルのディレクション、プランニングを手掛ける。休日はサーフィンに明け暮れながら愛犬と過ごす。インスタグラム (@taneichiakira)

種市 暁●フリープランナーとして、アパレルに限らずあらゆるジャンルのディレクション、プランニングを手掛ける。休日はサーフィンに明け暮れながら愛犬と過ごす。インスタグラム (@taneichiakira

【種市’s セレクトアウター】テンシーのジャケット



自転車や車での移動が多い種市さんにとって、ショートアウターは必須のアイテム。なかでもテンシーのジャケットはムートンとダウンのバランス感が秀逸で、ドレスにもカジュアルにもハマるそう。

「実はこれ、別アイテムとセットで使えるインナーダウンとして作られたものなんです。同じブランドの薄手ロングアウターも持っていますが、汎用性で言えばこちらに軍配が上がります。

身頃のレザーと袖口のダウンのマッチングが上品で、ギア感を抑えたルックスは王道のアウトドアモノにはない気分を感じますね」。


<15℃前後の日>アクティブスタイルにリュクスをプラス

シャツ/古着、中に着たジャケット/テンシー、パンツ/グラミチ×ノンネイティブ、スニーカー/ミズノ×エストネーション、キャップ/カムズアンドゴーズ、サングラス/ハラダマニア×金子眼鏡

シャツ/古着、中に着たジャケット/テンシー、パンツ/グラミチ×ノンネイティブ、スニーカー/ミズノ、キャップ/カムズアンドゴーズ、サングラス/ハラダマニア×金子眼鏡


日差しは優しいのに、風が冷たい春の憂鬱。それに負けじと種市さんは、テンシーのジャケットをインナー使い。上に羽織ったのは、最近お気に入りだという薄手のミリタリーシャツジャケットだ。

「動けるパンツの代表格であるグラミチも含めて、ベースはアウトドア寄りのカジュアルスタイルです。でも開いたシャツからムートンが覗くことで、あざとくない上質感が伝わればいいなと」。



ジャケットのジップを上まで締めれば、首元の防寒もバッチリ。首から覗く裏地とキャップのボアを絶妙にリンクさせるなど、細部まで抜かりないサスガの装いです!


<20℃前後の日>脱いでもOKの、肩肘張らないドレス感

ダウンジャケット/テンシー、ニット/コモリ、パンツ/エイチ ビューティ&ユース、靴/オールデン、メガネ/ハラダマニア×金子眼鏡

ジャケット/テンシー、ニット/コモリ、パンツ/エイチ ビューティ&ユース、靴/オールデン、メガネ/ハラダマニア×金子眼鏡


「ある程度きちんとした格好が求められる打ち合わせなどでも、このジャケットは重宝します」と語る通り、サマーニットに合わせたモノトーンスタイルで穏やかな春を満喫する種市さん。

「オールレザーほど重くないし、いわゆるダウンアウターよりかさばらない。春は逆に暑いくらいの日もありますが、そんな日も気軽に脱げるので頼れますね」。

優雅なテーパードが特長のスラックスは「インコテックス的なシルエット」が心地良く、イタリアブランドであるテンシーのアウターとドレス感のあるコンビネーションを作る。


 
とはいえ、足元は履き慣れたオールデンであくまでデイリーな雰囲気に。

しかもあえて黒ではなく、落ち着いたバーガンディの色味をチョイス。ブナンな“オールブラックス”に逃げない隠し味もまた、着こなしの大事なタネなのだ。

沼尾翔平=写真 増山直樹=取材・文

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