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2023.03.26

ファッション

港区界隈で爆売れ中らしい“よそ行き”ジャージー。異なるふたつの要素をMIXした“ワングラ”の傑作

通常は布地のテープなどでデザインされるラインを開閉可能な白いジップで。気の利いた表現でスポーツウェアにデザイン性をプラス。艶のある生地で品良く見える。カットソー2万6400円、パンツ3万3000円/ともにワングラヴィティ(エストネーション 0120-503-971)、スニーカー3万6300円/ディーゼル(ディーゼル ジャパン 0120-55-1978)、サングラス6万8200円/レスカ ルナティエ(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)

通常は布地のテープなどでデザインされるラインを開閉可能な白いジップで。気の利いた表現でスポーツウェアにデザイン性をプラス。艶のある生地で品良く見える。カットソー2万6400円、パンツ3万3000円/ともにワングラヴィティ(エストネーション 0120-503-971)、スニーカー3万6300円/ディーゼル(ディーゼル ジャパン 0120-55-1978)、サングラス6万8200円/レスカ ルナティエ(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)

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異なるふたつの要素がミックスされたときに、思わぬ別の形に進化することがある。

例えば、近年増えつつあるラグジュアリーSUV。マセラティの「レヴァンテ」やフェラーリの「プロサングエ」といった車種もその類いに数えられるだろう。

元来SUVは悪路走破性や積載能力に優れるタフな車。そこにラグジュアリーという価値観が融合し新たな形に。

贅沢な居住空間やスーパースポーツのドライビングプレジャーが加わり、既存の枠を超えた別種の魅力が生まれたのだ。

アイコニックなメタリックテープのデザインが、単なるジャージーとの違いを物語る。素材はいわゆる段ボールニット。ストレッチ性が高く、型崩れもしにくい。パーカ3万1900円、パンツ3万3000円/ともにワングラヴィティ(エストネーション 0120-503-971)

[Other Variation]アイコニックなメタリックテープのデザインが、単なるジャージーとの違いを物語る。素材はいわゆる段ボールニット。ストレッチ性が高く、型崩れもしにくい。パーカ3万1900円、パンツ3万3000円/ともにワングラヴィティ(エストネーション 0120-503-971)


ファッションにおいても同様の現象は起こる。冒頭の写真で着たワングラヴィティのジャージー。これも掛け算が新たな価値を生み出した好例といえる。

単なるトレーニングウェアにすぎなかったジャージーに「上質さ」「デザイン性」という付加価値を加え“よそ行き顔”に進化させた。

ワングラヴィティが掲げる哲学は「上質はラフに、カジュアルには緊張感を」。水と油が乳化するかのごとく、本来対極の要素をひとつに収斂させるのが狙い。

楽はしたい、でもお洒落もしたい。この二律背反をかなえる新種とあって、どうやら港区界隈の富裕層に爆売れしているらしい。この気持ち良さ、港区おじさんだけに独占させておくのはもったいないぞ。

水野美隆=写真(人物&静物) 椙本裕子、山本 大=写真(静物) 菊池陽之介、松平浩市、中北健太=スタイリング 竹井 温(&'s management)=ヘアメイク 髙村美緒=編集・文 増山直樹、髙村将司、加瀬友重、早渕智之、八木悠太、礒村真介(100miler)=文

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