▶︎すべての写真を見る 韓国でいちばんアツい場所、聖水洞に位置する人気ショップ「ニートソウル(NEAT SEOUL)」が3周年を迎えた。
それを祝うべく開催された目玉イベントのひとつが、PR会社「にしのや」の代表で、パンツ専業ブランド「ニート(NEAT)」のデザイナー西野大士さんによるフリーマーケットだ。
当然、そこには韓国のニートファンたちが集まるわけで、OCEANSの韓国スナップ隊が見逃す理由はナシ。2周年でも開催された同イベントには、オープン前から長蛇の列ができたというから期待が膨らむ。
フリマに出品された名作とともにニート好きのお洒落な韓国の人たちのスナップを紹介!
ニートの周年イベント名物! デザイナー私物のヴィンテージ大放出会
ヴィンテージのレアものも並ぶカットソーコーナー。あえて床置きスタイルに。値札はテープに西野氏自らが直接書き込んだ。
西野さんの代名詞でもあるカラー&柄のシャツとベスト。後ろにはアウター類も並ぶ。
デザイナー・西野さんの審美眼で選び抜かれ、愛用されてきたアメリカやヨーロッパのヴィンテージアイテム(レアものばかり)や、日本の厳選されたブランドがずらりと並ぶ。
その数、約150点。どれもレアものばかりで、行列ができるわけだ、と激しく納得。
この中でも特に思い入れのある5点を自ら改めて手に取ってもらい、それぞれのアイテムに宿る西野さんのストーリーをうかがった。
バーバリーのツイードコート
「これは大阪へ出張に行った際にたまたま出合ったコートです。ツイードのバーバリーは正直値段は張りますが、そのとき運命的なものを感じたんですよね。頑張って手に入れた思い入れのある一着です」。
パタゴニアのフリース
「ずっと探していたパタゴニアのレアモデル、レトロカーディガンのベージュカラー。偶然にもヤフオクで見つけて手に入れたものの、サイズが合わず着用できずにいました。手放したくなかったのですが……大切に着てくれる人に届きますように」。
エルメスのチノパン
「このポケットのディテールが珍しくて勉強のために購入しました。質感も心地よく、エルメスならではの品のよさを感じます。僕にはサイズが大きくて着用ができなかったのと、十分勉強させてもらったので手放すことにしました」。
コーチのTシャツ
「ネタとして面白そうだなと思って購入しました。可愛くないですか? だけど太って着れなくなってしまいました(笑)」。
ブルックス ブラザーズのシャツ
「6ボタンの半袖という珍しさに惹かれたシャツです。たまたま訪れた田舎の古着店で破格の値段で手に入れたときはうれしかったですね。古着店でお宝を見つけたときの高陽感を思い出させてくれた一着です」。
オープン直前の様子。建物の角を曲がっても長蛇の列は途切れない。
人が多く集まった結果、急遽入場制限をかけることに。西野さんの私物やニートのキャップなどが次々と売れていく。
そしてオープン直前、店頭には噂の長蛇の列が。店の扉が開くなり、目の肥えた韓国のファッション好きたちがあれもこれもと手に取っていく。西野さんが愛用してきた私物が次々とお嫁に出ていく様子は清々しいほど。
パンツのオーダーで直接接客をするデザイナー西野大志さん。
イベントではジャケット&パンツのオーダー会も実施され、こちらも次々とオーダーが舞いこみ、店内は大盛り上がり。
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