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2023.01.29

ファッション

一つ星シェフ・鳥羽周作のニューバランス三皿勝負「ネイビーの990v2は白米!」


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「偏愛スニーカー三番勝負」とは……

プロダクトはもちろん、ヒストリーからフィロソフィまで「ニューバランスのすべてが好き」と語る料理人の鳥羽周作さん。

所有する150足以上のコレクションの中から、今の気分で厳選した偏愛3足について、自身の料理に喩えて語ってもらった。
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鳥羽周作●1978年生まれ、埼玉県出身。sio株式会社、シズる株式会社代表取締役。Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、31歳で料理人へ転身。2018年にオープンした代々木上原「sio」は、ミシュランガイド東京 2020から4年連続で一つ星を獲得。そのほか、2021年オープンの表参道「Hotel’s」など、業態の異なる8つの飲食店を運営。書籍 / YouTube / SNSなどで公開するレシピや、フードプロデュースなど、レストランの枠を超えて様々な手段で「おいしい」を届けている。モットーは『幸せの分母を増やす』。

鳥羽周作●1978年生まれ。sio株式会社、シズる株式会社代表取締役。Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、31歳で料理人へ転身。2018年にオープンした代々木上原「sio」は、ミシュランガイド東京2020から4年連続で一つ星を獲得。


【一皿目】「990v3“ムーンビーム”」(=ニョッキとアスパラガスのクリームソース)

鳥羽さんが抱くニューバランスのイメージは、「決して派手じゃないけど、実直に本質を追い求め続けているブランド」。

「攻めてる感じを秘めつつも、基本の定番モノをブラッシュアップしていく。そんなスタンスが料理とも通じるなぁって、シンパシーを感じてます」。

そこで一足目に登場したのが「990v3 “ムーンビーム”」。



テディ・サンティスがクリエイティブディレクターを務める、“Made in USA”コレクションのひとつだ。

「テディが携わった“v3”の中で、これがいちばん好きですね。何といってもカラーリングが良い。例えばNロゴやソールのグレーにしても、いつものニューバランスのソレじゃないチャコールグレーで、ちょっとネイビーっぽく見えるというか、絶妙ですね。

それに白の使い方も洒落ている。クリームっぽい色味がスエードの質感ともすごくマッチしてます」。



定番のデザインに新たなカラーアレンジを施して、飽きのこない一品にまとめた本作。

基本、990シリーズはそれぞれに良さを感じているが、こと“v3”に関しては、割と強めのカッチリしたホールド感が気に入っているとか。

「ネイビーの服を着ることが多いので、今日みたいなスウェットのセットアップとの相性もバッチリ。特に春に履きたくなるデザインですね」。

これを鳥羽さんの料理に例えるなら、「ニョッキとアスパラガスのクリームソース」が当てはまるという。



「これはウチの店の超定番料理のひとつなんですが、ニョッキの軽さを調整したりとか、毎年ちょっとずつ進化させています。

定番なんだけど、その時々で最適なチューニングを施す、みたいなところが、この990v3に例えられるかなと」。
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【二皿目】ネイビーの「990v2」(=白米)

続いて2足目は、なんだかんだで最近、いちばん履いているというネイビーの「990v2」。別注やコラボではなく、あえてインラインをチョイスしたその心は?



「インラインなのに満足感がめちゃくちゃ高いっていう、その凄さを再確認させられたモデルですね。

軽くてアッパーも柔らかいし、なんだか自分にいちばんフィットする感じがするんです。ブラックやグレーも持っていますが、特にネイビーをヘビロテしています。いい意味で、気楽に付き合える一足ですね」。
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一足あれば、どんなファッションにもハマってくれる。そんなニューバランスの普遍性を、鳥羽さんはこの990v2に感じるという。

ちょっぴりフォーマルなセットアップから、近所のスーパーへ出かけるときのカジュアルスタイルまで、活躍の幅はとにかく広いそう。まさに、真のベーシックだ。



「だからもう、白米みたいなもんですよね。どんな料理とも合うし、ないと困る。でもすごくシンプルなものだからこそ、産地や炊き方といったディテールの細かさがモノを言う。

ニューバランスのスニーカーも、ハイプを目指してプロダクトを作るというよりは、プロダクトのディテールにこだわり抜いた結果、ハイプになっている感じが、自分たちの料理のアプローチとも共通しているなと」。



足に吸い付くようなアッパーのフィット感や、指の屈曲を妨げないように計算されたシューレスの位置、安定感をサポートするNロゴ等々、見えないこだわりが細部に詰まった990v2。
 



「ファッションとして広く知られているのは992や993だし、それらももちろん素晴らしいシューズだけど、一周回ってコイツの良さを噛み締めてます。いや〜、いい靴っすね」。
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