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2023.02.16

ファッション

「スニーカー界のテスラ!」一つ星シェフ・鳥羽周作がニューバランス「990v6」に感じたこと


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「FOREVER♡990」とは……

「ミシュランガイド東京2020」から4年連続で一つ星を獲得した代々木上原のレストラン「sio(シオ)」のオーナーシェフを務める鳥羽周作さんは、150足以上のコレクションを所有する生粋のニューバランスマニアでもある。
無論、昨年末に発売されたばかりのニューバランス「990v6」もすでに入手済み。「ほかの990と比べてどうなの?」「履き心地は?」などなど、気になるその魅力について語ってもらった。

鳥羽周作●1978年生まれ、埼玉県出身。食のクリエイティブカンパニー・株式会社「シズる」代表取締役。Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、32歳で料理人へ転身。2018年にオープンした代々木上原「sio」はミシュラン一つ星を3年連続で獲得。その他、2021年にオープンした表参道「Hotel’s」など、業態の異なる6つの飲食店を運営する。

鳥羽周作●1978年生まれ。sio株式会社、シズる株式会社代表取締役。Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、31歳で料理人へ転身。2018年にオープンした代々木上原「sio」は、ミシュランガイド東京2020から4年連続で一つ星を獲得。


重心移動のスムーズさはシリーズ随一

第一声、「圧倒的にハイスペックになっていますね」と切り出した鳥羽さん。さっそく機能面に関する印象から語っていただこう。まずはソールから。



「見た目の通り、カカトのクッションが相当厚くなってますよね。さらに今回のv6は、つま先部分が以前よりも反り上がっている。これがカカトからつま先へ、スムーズな重心移動を促してくれる。自然と歩を進めたくなる感じは、まさにランニングシューズさながらです」。



それもそのはず。本作に採用されているミッドソール素材「フューエルセル」は、現行の本格的なランニングシューズにも使用されているもので、驚異的な軽さとブランド史上最高の反発弾性を誇るハイパフォーマンステクノロジーだ。

コイツをニューバランスお馴染みのクッショニングシステム「エンキャップ」と組み合わせることで、安定性もしっかり確保。

「990らしい、ずっしりした安心感もちゃんとある」。クッション性は、歴代モデルと比べても、とにかく別物だという。

「990らしい、ずっしりした安心感もちゃんとある」。クッション性は、歴代モデルと比べても、とにかく別物だという。


「足入れしたときは確かに、これまでの990よりも厚みがある。けれど、地面との距離がある靴かと言えば、そうではないですね。指が地面を噛むような接地感覚もしっかり感じられます」。


コレが今のニューバランスの“最高”

従来より大きめにデザインされたNロゴも特徴的。見た目はもとより、サイドをしっかりホールドするという本来の役割を実感しやすいようにチューニングされている。



「今回のv6はとにかく、カカトからつま先への重心移動のスムーズさに尽きると思います。カカトのクッションとホールド感、そこを起点に前に出ていく感じがたまらない。靴に意志があるというか、気付いたら歩かされている。

そういう意味でテスラっぽいかも。乗車してアクセル踏めばスタートしていくみたいな。そんなスムーズさが、一歩先の提案だなって感じますね」。



ルックス面ではどんな印象をお持ちなのだろう。

「超好きですよ。v5で表現したハイテクっぽさを、ランシュー寄りに編集し直したような感じで、フォルムもスッキリしてますよね。かといって、中はそこまで細くない。まぁ、デザインはいろいろ言われてますけど、それは毎度のことですし。

だから、そこだけにフォーカスするっていうよりは、トータルで履いたときに『コレだよね』っていう良さを感じさせてくれるのが990シリーズだと思うんです。



ミュージシャンだってそうじゃないですか。『昔のアルバムいいよね』って言われるのもいいけど、『今がいちばんいいよね』って言われたほうが、モノを作る人にとってもっとも大事なこと。

経験値がある状態でアウトプットしてるものが、本来は良いに決まってるんですから。990はまさにそれで、『コレが今のニューバランスの“最高”なんだ』ということを提示してくれる。それを知る意味でも履く意義があると思いますね」。




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