クルマに例えるならSUV。料理に例えるなら……
ライフスタイルとパフォーマンスラインのいちばん良いところを抽出して、編集して、時代に合わせてアウトプットした990v6。
その万能なサマは、トップが長めのフォルムと相まって「SUV感がある」とクルマで例えてみせた鳥羽さん。では、料理に例えるなら何だろう。
「そうだなあ……。一周回っての
ヒレステーキですかね。ウチのヒレステーキって、昔は単一だったんですけど、今は鉄板と炭の遠赤外線の二段階で焼いているんですね。
結果、アウトプットはクラシックだけど、作り方はモダンなんです。炭とか薪とかじゃなくて、鉄板で焼いてそれを塩で食べるのが肉に対しての最適解だったってことに、いろいろやってみて気付いたんですよね」。
「990も、v4、v5と、ハイテク化の伏線がありつつ、フォーマットはやっぱりランニングだったっていう。アウトプットの形というよりは、文脈がウチのヒレステーキと似ているなって」。
上質な心地良さを持つ矯正靴を原点に、ランニングシューズの世界で大きく飛躍し、世界的なシューズメーカーへと成長したニューバランス。
990v6には、そんなブランドに永く息づくフィロソフィーとテクノロジーの“今”が、大胆かつ緻密に表現されているのだ。