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2023.01.09

ライフ

サーフの聖地はノーフの聖地!? 島国“農活”の未来はハワイにあった


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目的は輸出で稼ぐためではなく、地域が潤うために。

広大な農地があるハワイでファーマーを目指す人を支援する就農プログラム「GoFarm Hawaii」が目指すのは、州内のいたるところでサステナブルな農業が営まれ、島民の誰もが安心して地産の食を楽しめるハワイの姿だった。

GoFarm Hawaii代表ジャネル・ヤマモトさんへの7問7答

ジャネル・ヤマモトさん

ジャネル・ヤマモトさん


Q1. 「GoFarm Hawaii」とはなんですか?
A. 農業をしたい人に向けた就農プログラムです

もともとは2003年にハワイ大学熱帯農業学部でスタートしたプログラムで、地元の農業生産者と企業に技術支援とビジネス支援を提供することが目的でした。

科学に基づいた実践的なカリキュラムとビジネス、金融のトレーニングが含まれるファーマーを志す人に向けた農業トレーニングです。

’12年からは就農プログラム「GoFarm Hawaii」として、ハワイ大学を中心に商業的な農業を学べるプログラムを提供しています。



Q2. 活動を始めたきっかけは?
A. サステナブルな農業をハワイに根付かすためです

ハワイはかつて最大100万人を養う自立した経済システムを有していました。しかし現在では消耗品の約9割をアメリカ本土や海外から輸入しています。そうした背景から農作物の安全性と農業の持続可能性を求める声が高まり、外部調達の依存度の低下を目指したプログラムをスタートさせることに。

具体的なミッションはローカルの商業農家を増やすこと。これまでに約430人の卒業生を輩出し、そのうちの約7割がハワイで就農したり農業に関わる仕事に就いています。



Q3. どのようなプログラムがあるのですか?
A. 農作業と経営の両面から農業を学べるプログラムです

「ビギニング ファーマー トレーニング プログラム」では実践的な農業とビジネス的なノウハウを学べます。

前者は、土壌の健康、灌漑(かんがい)、害虫や疫病の防除、作物の栄養についてなど実践的なフィールドワークのトレーニング。後者は、キャッシュフローや生産コストの考え方、ブランディングやマーケティングの方法などビジネス面でのトレーニングを提供しています。




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