シボレー「カマロ」
日本で唯一、正規ディーラーで買えるポニーカー
2代目「カマロ」。当時GMと提携していたいすゞ自動車でも正規販売されていた。『チ・ン・ピ・ラ』で柴田恭兵とジョニー大倉が乗り回していたのはこの2代目。
フォード・マスタングの大ヒットを受けてGMが開発したのが、1967年に登場したシボレー・カマロ。
日本人デザイナーの奥山清行氏が手掛けた4代目を最後に、一度その名が途切れたこともあったが、2009年に復活(5代目)して日本でも正規輸入された。2018年に登場した現行型(6代目)は、現在日本でもディーラーで買える唯一の“ポニーカー”だ。
“ポニーカー”という通り、日本のカマロ購入層で最も多いのは、約3割を占める20代だという。新車の車両本体価格は500万円以上するにも関わらず、若者が購入する理由のひとつに、彼らが幼い頃に見た映画の影響と言われている。
20代の購入率が高い現行型。6.2LのV8エンジンを搭載するモデルや、2Lターボを搭載するコンバーチブルがある。V8モデルのトランスミッションは10速AT。
その映画が2007年にシリーズ初作が公開された『トランスフォーマー』。主役ロボットのひとり「バンブルビー」は5代目カマロから変身する。以降、2011年の第3作まで主役を務めた。
そういえば1984年公開の『チ・ン・ピ・ラ』では、ヤ◯ザになりきれない柴田恭兵とジョニー大倉が、一生懸命カマロ(2代目)を磨いてたっけ。昔も今も、夢への第一歩は、カマロから始まるのかもしれない。
3/3