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2023.01.03

シボレー、フォード、ダッジ。一度は乗りたいアメ車5台の最新とヴィンテージを比較


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アメカジ好きなオーシャンズな男たちは「アメ車も好き♡」という人も多いのでは?

なかでも、V8エンジンの迫力あるサウンドを轟かせるスポーツカーやスーパーカーは、豊かな時代のアメリカの象徴だった。

そんな憧れのV8エンジンを搭載する代表的なアメリカンマッスルカーを、昔と今の姿でご紹介しよう。


フォード「マスタング」
映画に引っ張りだこだった大ベストセラー

初代マスタングのマッハ1。『007ダイヤモンドは永遠に』では、ボンドカー特有の特殊装備はないが、ボンドがステアリングを握ってカーチェイスを繰り広げた。7代目(現行型)でその名が復活

初代「マスタング」のマッハ1。『007ダイヤモンドは永遠に』では、ボンドカー特有の特殊装備はないが、ボンドがステアリングを握ってカーチェイスを繰り広げた。7代目(現行型)でその名が復活。


マスタングとは、北米に生息する、家畜から野生化した馬の意味。1964年に登場した初代は当時のアメリカ車としてはコンパクト(全長約4.6m)で、手頃な価格ながら見た目と性能の良い、若者に向けた車として開発された。

結果、T型フォード以来のベストセラーとなり、シボレー・カマロをはじめいくつもの同じコンセプトの車が生まれるきっかけとなった。

そのヒットから、マスタングをもじって「ポニーカー(ポニーは初心者用などに乗られる小さな馬の意)」というカテゴリーが生まれた。

そんな人気者をエンタメ業界が見過ごすはずはなく、映画『ブリット』では初代がスティーブ・マックイーンの愛車として選ばれ、他にも『60セカンズ』『チャーリーズエンジェル』『ジョン・ウィック』……と飾った名作の枚挙に暇がない。

最新型の7代目。5Lの自然吸気V型8気筒を積むモデルも用意されている。しかも6速MTも選べるほか、初心者でも簡単にドリフトを楽しめる機能がオプションで用意された

最新型の7代目。5Lの自然吸気V型8気筒を積むモデルも用意されている。しかも6速MTも選べるほか、初心者でも簡単にドリフトを楽しめる機能がオプションで用意された。


2022年に発表された7代目は2023年夏からデリバリーが開始予定。

残念ながら日本への正規輸入の予定はないが、銀幕スターの最新型の来日を叶えてくれる並行輸入販売店はきっとあるだろう。


シボレー「コルベット」
長いボンネットが生む美しいライン

ボディ中央部がくびれたように見えることから「コークボトル」と呼ばれた3代目。当時、月を目指したアポロ宇宙船の飛行士たちにプレゼントされたという

ボディ中央部がくびれたように見えることから「コークボトル」と呼ばれた3代目。当時、月を目指したアポロ宇宙船の飛行士たちにプレゼントされたという。


スポーツカーといえばヨーロッパ車が幅を利かせていた1950年代。アメリカ製の本格派2シーターオープンカーを作ろうと開発されたのが1954年にデビューした初代シボレー・コルベットだ。

軽量化を図るため、当時としては画期的なFRP(ファイバーグラス強化プラスチック)などプラスチック系素材のボディパネルが採用された。

その意気込みとは裏腹に、搭載されたエンジンが直列6気筒だったことで、当初はあまりパッとしなかったが、V8を搭載してからヒット。さらに1960年のル・マンでクラス1位になると、人気が沸騰し、アカエイを意味する「スティングレイ」がサブネームの2代目(C2)で、その人気を決定的にした。

コルベットの映画といえば7代目が登場する『トランスフォーマー4』や、ジャッキー・チェンが3代目に乗った『ラッシュアワー』。また『アポロ13号』では、実話をもとに主役のトム・ハンクスが3代目を運転している。

フェラーリをはじめとしたライバル同様、ミッドシップに生まれ変わった最新型の8代目(C8)。高性能グレードの「Z06」も追加される予定だ

フェラーリをはじめとしたライバル同様、ミッドシップに生まれ変わった最新型の8代目(C8)。高性能グレードの「Z06」も追加される予定だ。


2019年に登場した8代目(C8)は、それまでのFRレイアウトを捨て、ミッドシップレイアウトが採用されたことが話題となった。

ボンネットは短くなったが、美しいフォルムは相変わらず。6.2LのV8をシート後ろに積むこのC8は日本でも買うことができる。


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