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「年間50回におよぶ“移動疲れ”」多拠点生活に慣れるまで



平日はフルタイム会社員として、週末は複業で地域のコミュニティ運営などに携わるアドレスホッパーの西出裕貴さん。

定額制住み放題のサブスクサービス「ADDress」を利用し、定住する家を持たずに移動しながら生活すること、約2年半。

仕事をしながら全国を気ままに移動し、さまざまな人と出会える暮らしは、その自由度に羨ましさを感じる人も少なくないだろう。だが、「この暮らしに満足するまで1年半かかりました」と西出さん。どうやら楽しいことばかりではないようだ。



西出さんが利用する「ADDress」のサービスは、同じ拠点に連続で滞在できるのは7日間と決まっている。つまり、少なく見積もっても年間50回は移動を繰り返す計算になる。

これまで移動したのは、北は新潟、南は鹿児島まで33都道府県、拠点数は90にのぼる。

「始めたばかりの頃は、行きたいところへ行ける自由が楽しかった」。とはいえ、大阪から長野へ行くなどの極端な移動が日常になると、負担もかなり大きかったよう。

そこで長距離を移動する場合は、目的地までに中間地点を設けて、一回の移動距離を短くすることに。50km圏内を目安にすると移動はラクになるそうだ。


連載では、地方移住のあるあるやDIYリノベの注意点、2拠点生活なども取り上げている。移住の先輩たちの数々の経験談は、これからチャレンジしたいと考えている人たちの助けにきっとなるはず。

自分の理想とする移住生活に合わせて、ぜひチェックしてみてほしい。

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