着想源は金メダリスト平野の競技用ウェア
一着目からタウンなダウンの模範解答を見せられた感があるが、実はもう一着、とっておきのモデルがあるという。
「ハイブリッドダウンパーカ」1万2900円/ユニクロ 0120-170-296
「こちらは『ハイブリッドダウンパーカ』といって、温もりを確保しながらとにかく薄くて軽量。ダウン特有のモコモコ感による動きづらさを感じることもありません」。
その秘密は、モデル名にもある“ハイブリッド”に隠されているという。
「内側はダウンと中綿の二重構造で、その中綿というのが新たに東レと共同開発した吸湿発熱中綿。しかも、北京の冬季オリンピックで金メダルを獲得した平野歩夢さんの競技用ウェアから着想を得て開発しているんです」。
まさに、これ以上ない後ろ盾である。しかも素材開発にとどまらず、その設計においても彼の経験が落とし込まれている。
「実は中綿は、腕回りや肩周りなど、可動域を確保したいところにだけ配置しているんです。そのぶん、明らかに動きやすくなるので。また、汗で冷えないよう背面部はメッシュで汗を放出できるよう設計。街中はもちろん、本格的なウインタースポーツにも取り入れられます」。
つぶさに見ていくと、ポケットが多いことにも気づく。
「『荷物を持ちたくない』『ダウンの上からリュックを背負いたくない』という人は少なくありません。こちらは内外合わせて8つのポケットが付いているので、必需品などは十分に収納可能。ファスナー付きのポケットもあるので、大事なものも安心して持ち運べます」。
「しかも、メインポケットはハンドウォーマーポケットになっていて、手の甲側にフリース素材を採用しているので、手を入れた途端に温かみが感じられます。ちょうど今僕が着ているのも同じモデルになりますね」。
「今回はアメカジ風に合わせてみましたが、かなりシュッとしたデザインなので、スーツスタイルにも問題なく取り入れられると思います」。
機能やデザインはオリンピアンのお墨付きで、普段から気軽に袖を通せる万能性も魅力。さぞお高いのかと思いきや……なっ、なんと1万2900円!?
この日拝見した2アイテム合計しても3万円に満たないとは恐れ入るばかり。「ザ・ベストダウン 2022」、コスパ部門はユニクロの圧勝か?
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