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2022.12.12

JEEPはなぜ、アクティブライフを送る人に支持されるのか? インテリア・デザインディレクターへの取材で見えた3つの理由

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右●「ジープ グランドチェロキー リミテッド」907万、左●「ジープ コマンダー」597万円〜/ともにジープ 0120-712-812

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フロントの7スロットルグリルや低めのルーフラインによるスポーティなフォルムなど、エクステリアはジープ(Jeep)のDNAを受け継ぐ不変のデザインと言っていい。また、卓越したオフロード走破性も、ジープにおける不変のファクターであることは間違いない。

しかし、不変的魅力を持つジープにおいても唯一不変とは言えない要素がインテリアデザインだ。

今回、10年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたグランドチェロキーと新型車として登場したコマンダー。これら2車種も当然、ジープとしてのDNAを色濃く反映したモデルだが、特にインテリアのアップデートには目を見張るものがある。

そこで、本記事ではいつもと視点を少し変え、ジープがアクティブライフを送る人に支持される理由をジープインテリアディレクターである、クリス・ベンジャミン氏に直撃した。
■話を聞いた人
ジープインテリアデザインディレクター・クリス・ベンジャミン
クリス・ベンジャミン●ジープ インテリア・デザインディレクター。デザインスクールを卒業後、自動車業界へ。主にインテリアデザインでキャリアを重ね、現在はジープをはじめ、ステランティスの北米ブランド全体のインテリアを統括。愛車はワゴニア。趣味はバスケットボール。

クリス・ベンジャミン●ジープ インテリア・デザインディレクター。デザインスクールを卒業後、自動車業界へ。主にインテリアデザインでキャリアを重ね、現在はジープをはじめ、ステランティスの北米ブランド全体のインテリアを統括。愛車はワゴニア。趣味はバスケットボール。

①「乗る人のライフスタイルを何より重視している」から支持される

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新型グランドチェロキーのトピックスは、同モデル初となるプラグインハイブリッド車が設定されたこと。

パワートレーンは2.0リットル直列4気筒ターボエンジンに電動モーター2基、350Vバッテリーパック、8速オートマチックトランスミッションで構成され、モーターのみで最長53kmの走行が可能だ。

「アメリカでもSUVに乗って険しいフィールドに出かける人は僅か」と話すクリス氏。しかし、ジープはさまざまなライフスタイルに対応する車種をラインナップする。

「街乗りメインでジープに乗られる方もいます。でも、ヘビーデューティにアウトドアを楽しみたい人にはラングラーを、街中で家族とのプレミアムな時間を大切にする人にはグランドチェロキーを。さらに、走破性と使い勝手のいいプレミアム感を求める人には、グランドチェロキーの弟分であるコマンダーもラインナップしています」。

エクステリアデザインは1962年登場のSUVの元祖「ワゴニア」をオマージュ。 ロングルーフ、ロングフード(ボンネット)、シャークノーズをワゴニアから引き継ぎ、サメの鼻は7スロットグリルを逆スラント化で表現している。フロントマスクは非常に薄いLEDヘッドランプのおかげで、先鋭的な印象を与えている。

エクステリアデザインは1962年登場のSUVの元祖「ワゴニア」をオマージュ。 ロングルーフ、ロングフード(ボンネット)、シャークノーズをワゴニアから引き継ぎ、サメの鼻は7スロットグリルを逆スラント化で表現している。フロントマスクは非常に薄いLEDヘッドランプのおかげで、先鋭的な印象を与えている。


そして、乗る人のライフスタイルを重視し、さまざまなニーズに応えるため、それら車種ごとに素材やデザインによって個性の差別化を図っているという。

ちなみにクリス氏自身は、休日になると愛車であるワゴニアにBBQグリルを載せ、家族や仲間との大切な時間をアクティブに過ごしているのだそうだ。


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