▶︎すべての写真を見る 日本には名バーが軒を連ねる街がいくつもある。その中から今回は2つの都市を訪ねた。
横浜は、日本のバー発祥の地。1859年に開港し、外国人居留地ができると、1860年には外国人向けのバーができたというのだから、横浜のバー文化は160年以上も培われてきたことになる。
船員を相手にした当時の名残りで船内をイメージしたバーは今も残っているし、キャッシュ・オン・デリバリーの欧米スタイルを受け継ぎ、チャージを取らない店も多く、ミリオンダラー、チェリーブロッサム、バンブー、ヨコハマなど、横浜が生んだ名カクテルもある。
バー ノーブル
スタンダードカクテルの神髄を味わう「バー ノーブル関内駅本店」。
世界カクテルコンペティションで総合優勝を果たした山田高史さんが手掛ける「バー ノーブル」は、スタンダードカクテルをとことん追求。
ヨーロッパの古城をイメージしたオーセンティックバーで、「古典にこだわり、追求していく」という山田さんの作るスタンダードカクテルは、すべてが絶妙に調和されていて、別格の味わいを楽しめる。
マティーニ(1400円)
ここでしか飲めないスタンダードカクテルを目当てに訪れる人も多い。
バー ノーブル関内駅本店住所:神奈川県横浜市中区吉田町2-7 VALS吉田町1F電話番号:045-243-1673営業:18:00〜1:30(LO1:00) 日曜定休www.noble-aqua.com スリーマティーニ
昼飲みも、長時間滞在もOKの懐の深さ「スリーマティーニ」。
一方、山下公園にほど近い「スリーマティーニ」の店内ではロックミュージックのレコードがかかり、古き佳き外国の港町の雰囲気を漂わせる。
「都会のバーじゃないから」と豪快に笑うオーナーの山下和男さんの人柄も人気だ。
縁にクッションが張られたカウンターや座り心地の良いスツールなど、「長時間いても疲れないように」という山下さんの心遣いが生きた店内は居心地◎。
シャンハイ(1430円)
目分量でラフに作られるカクテルも男らしさ満点だ。
スリーマティーニ
住所:神奈川県横浜市中区山下町28 ライオンズプラザ山下公園104
電話番号:045-664-4833
営業:15:00〜23:30(土・日曜は14:00〜) 月・火曜定休
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