▶︎すべての画像を見る カクテルの味わいを左右する大切な要素のひとつが氷だ。匠の技術によってカットされた氷は、どこにあるのか分からないほど。
またカクテルは冷たいものとも限らない。寒い地域で生まれたホットカクテルは、身も心も温めてくれるだろう。
たかが氷、されど氷
ジントニック2100円
氷用に3つの冷凍庫を用意するという「スタア・バー」の名物は、純氷をグラスにピッタリ収まる大きさにカットした「忍者アイス」。液体を注ぐと氷の姿が見えなくなる。
「グラスと氷の間で気泡がすりつぶされることで炭酸がまろやかになります」と語るのは「スタア・バー」の岸 久さん。
ちなみにステアは氷の水分が溶け出てアルコールと吸着することで味がまろやかになり、シェイクは硬い氷を使うことで衝撃が生まれ、細かな泡立ちになるという。
[Point 1]不純物を含まない純氷は、グラスのサイズに合わせてカットされる。
[Point 2]グラスに入れると、ちょうど氷の4隅がグラスと接触するように計算されているのがわかる。
[Point 3]気泡が立たないように、グラスと氷の間に慎重にトニックウォーターを注ぎ、ステアする。泡立ちの細かさが見た目にもわかる。
[Point 4]削る前の透明度抜群な純氷がこちら。完成したジントニックは、どこに氷があるかおわかりになるだろうか。
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