▶︎すべての画像を見る 昨今登場する電気自動車はだいたいSUVルックだし、さらにスポーツカーブランドなども参入してきたSUVはもはやインフレ状態とも言える。
「コレは!っていうSUVはないかなぁ」と思ったあなた、ポルシェとランボルギーニが立ち上がったぞ。
カイエンやウルスじゃなく、スーパースポーツカーの911やウラカンの、オフロード仕様。
クーペルックそのままに車高を上げて道なき道を行くその姿は、無条件に感動するはずだ。
砂漠を疾走するポルシェ「911ダカール」
911ダカール
ポルシェが放った“911のオフロードカー”は「911ダカール」。車名は1984年パリ・ダカールラリーでポルシェが初めて総合優勝を獲得したことに由来する。
911同様リアに搭載されたエンジンは3L水平対向6気筒ツインターボ。最高出力480PS(353kW)/最大トルク570N・mというから、カレラ4の高性能バージョン、カレラ4 GTSと同じ。
0-100km/hは3.4秒で、最高速度はオフロードタイヤを履くため制限されているが、それでも240km/hだ。
四輪駆動で、足回りはカレラより50mm上げられて専用開発されたオフロードタイヤを履く。しかも標準で装備されるリフトシステムによって、さらにフロントとリアそれぞれ別々に+30mm上げることが可能だという。
このリフトシステムは、低速走行時(といっても170km/h!以内)で障害物を乗り越えるためだけでなく、専用チューニングされたサスペンションとともに、それこそパリ・ダカールラリーで砂漠を疾走するような走りを可能にするためだ。
フロントとリアには牽引バーが備わり、オプションでLEDを装着した専用ルーフバスケットやルーフテントが用意されているなど、ラリーだけじゃなく、オーバーランダーとしても使えるかも!?なんて思ってしまうほどオフロードルックの911。
世界限定2500台で、価格は3099万円。
「なんだ、カイエンターボGTより約250万円高いだけじゃん」と思ってしまった方は、日本でも買えるので、お早めに最寄りのポルシェディーラーに足を運ぼう。
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