OCEANS

SHARE

2022.12.01

ライフ

阿波踊りとすだちを愛する看板娘が、M&Aの成約式を全力でプロデュースしていた


「弊社の看板娘」とは……

M&A。「Mergers(合併)and Acquisitions(買収)」の略で、すなわち2つ以上の企業がひとつになったり、ある企業が他の企業を買うことを指す。

ちなみに、2021年の国内でのM&A件数は4280件。前年に比べて14.7%増加し、過去最多を記録した(レコフM&Aデータベースより)。

そんなM&Aの“成約式”をプロデュースするサービスがあることをご存知だろうか。

▶︎この記事の画像ギャラリーを見る
 
東京駅の八重洲口からほど近い鉄鋼ビルディング。

東京駅の八重洲口からほど近い鉄鋼ビルディング。


訪れたのは日本M&Aセンター。

国内最多、年間500組ほどのM&Aを成立させているという。

最上階、24階のエントランス。

最上階、24階のエントランス。


オフィス内を覗いてみるとーー。

看板娘、発見。

看板娘、発見。


では、ご登場いただきましょう。

「よろしくお願いします」。

「よろしくお願いします」。


こちらは大阪支社で「M&Aセレモニスト」として勤務している阿部礼奈さん。月に一度、会議に出席するために東京に来るタイミングで取材できた。

ところで、「M&Aセレモニスト」とは?

「M&Aが成立した際に、両企業の関係者が一堂に会して行う成約式をプロデュースします。いわゆる、企業同士の結婚式をお手伝いする仕事ですね」。

礼奈さんが生まれ育ったのは四国の徳島市。3歳のとき、七五三のお祝いで撮った家族写真を見せてくれた。

どちらが礼奈さん?

どちらが礼奈さん?


「左が私で、右は双子の姉です。一卵性なので、当時の写真はどっちがどっちかは母に聞かないとわかりません」。

双子ということもあり、よく姉と比べられて育ったそうだ。ライバル心のようなものはあったが、基本的にはずっと仲がいい。保育園、小学校、中学校と高校だけは別々だが、その後は大学も就職先の業界も同じだというからすごい。いまでも毎日のように電話で話しているそうだ。

コロナ禍前に旅行したパリのカフェにて(右が礼奈さん)。

コロナ禍前に旅行したパリのカフェにて(右が礼奈さん)。


徳島といえば阿波踊りだ。

「幼稚園の頃から父と姉と一緒に阿波踊りの連で踊っていました。徳島では小学校の運動会の演目になっているので、子供たちは全員踊れます。私は三味線や篠笛もやらせてもらえたのが嬉しかったです」。

今年は3年ぶりの開催。

今年は3年ぶりの開催。


「張り切って初日に行ってきました。学生時代までは4日間毎日参加していたぐらい阿波踊りが好きなんです。とくに、女踊りは笠やしなやかな動きが魅力的で『徳島に生まれてよかった~』と思いながら熱い夏を満喫しています」。

また、徳島県民が愛してやまないのがすだち。

「そこら中にすだちの木があるので、買うものではなくご近所さんからいただくものという感覚。大阪のスーパーで買うと高いので、母から送ってもらいます。何にでもかけるんですが、お味噌汁に絞ったときは友達に驚かれました」。

ストック必須のすだち。

ストック必須のすだち。


刺身や焼き魚などはもちろん、皮を擦ってそうめんに入れるのもおすすめだという。贈り物としても喜ばれるため、帰省した際はお土産に買って帰るそうだ。

食べることが大好きな礼奈さんによれば、ほかにも徳島のご当地グルメがあった。

「友達のご両親が経営されている『ハピネス』というパスタ料理店は昔から通っていました。いまもパスタではいちばん好きなお店で、帰省で立ち寄ると『おかえり~』と言って迎えてくださるのが嬉しいんです」。

もちもちの生麺を使った海鮮パスタ。

もちもちの生麺を使った海鮮パスタ。



2/2

次の記事を読み込んでいます。