OCEANS

SHARE

健康的に痩せる7つのメソッド

――食事内容で気を付けていることはないんですか?

基本的に美味しいものを好きなだけ食べたい人間なので、普段から制限は設けていません。ラーメンはもちろん、ジャンクフードや高級料理などオールジャンルです。

大事なのは、好きなものを食べ続ける体の状態を整えること。そのためにやるべきメソッドを実践しているだけです。

――メソッドとは?

僕が体型維持のために行っているメソッドは大きく分けて7つ。
①腸活:痩せ菌を増やす。ストレッチで腸の働きを活性化させる。

②抑活:食べたものを吸収しにくくする食物繊維、もしくは同様のサプリメントを摂る。寝る前は食べないよう欲望を抑える。

③温活:運動して体温を上げて代謝を良くする。お風呂で体を温める。サウナに入るなど。

④筋活:筋トレなどの運動で交感神経を優位にさせ、体の省エネモードを代謝モード切り替える。運動するタイミングも大事(筋トレ・運動前にサウナ・風呂で体温を上げ、代謝効率を上げる)

⑤流活:正しい姿勢やマッサージなどで、血液(栄養)の流れをスムーズにする。睡眠中はできる限り内臓を空っぽにさせ、内臓を休ませる。

⑥神活:交感神経優位な時間に食べ、副交感神経優位の時間に吸収させる、というように自律神経を支配する。

⑦総活:上記6つの活動をすべて把握した上で、適宜組み合わせる。


――好きなだけ食べても太らないって、簡単なことではないんですね。

全部一気にやるのは大変なので、できることから始めて習慣づけることが大事です。

体型維持のメソッドを理解し、実践できるようになると、「今これを食べたい。だけど完全にリラックスした状態で食べすぎると太りやすくなるので、身体をやや緊張状態に切り替えて食べよう」という考え方になっていきます。そして徐々に1日7食、食べても太らない体ができていきます。まずは自分の体の仕組みを知らなければなりません。

そうすれば、逆に太ることの方が難しいと思えるはずです。



――腸活や温活など、普段からダイエットのメソッドとして耳にすることはよくありますが、組み合わせて実践する必要があるんですね。

そうですね。全部大切なことですが、7つすべてを全力でやる必要はありません。筋トレが楽しい人もいれば、どうしても嫌いな人もいる。

だから7つのメソッドのうち、自分が楽だと感じることはマックスでやり、キツくて続けられないことはミニマムでもOK。というように考えながら実践してください。


「頑張りすぎた反動でリバウンドする人も多いので、少しずつでも継続することが大事」と寺田さん。

次回は、寺田さんが実践する7つのメソッドを、具体例付きで紹介しよう。少しずつでも試していけば、太らない体に一歩近づけるかもしれないぞ。

外山壮一=文

SHARE

次の記事を読み込んでいます。