「荒れた土地に人の手が入って生産的な場所に変わっていく。すると、そこに住む人から見える風景が変わるんです。コツコツと実績を積み重ねて、100年先も続く持続可能な農業を作っていくことがモチベーションです」。
コート9万3500円/イッセイ ミヤケ、カットソー3万8500円/オム プリッセ イッセイ ミヤケ(ともにイッセイ ミヤケ 03-5454-1705)、パンツ3万1900円/ブリリア(トヨダトレーディング 03-5350-5567)
農業を儲かる産業に変え、地方の未来の風景を変えていくために、齋藤さんは、今日も現場の課題と向き合い続けている。
「地方は人材不足と言われますが、やりがいと成長と報酬、この3つがあれば、どこでも優秀な人材を集めることができます。地方に人が集まってくる好循環を作ることも、アグリストが果たせる社会的意義のひとつだと考えています」。
機能性とデザインの繊細さを併せ持つ日本ブランドの雄 コート9万3500円/イッセイ ミヤケ 03-5454-1705
オム プリッセ イッセイ ミヤケは、独自の素材と技術を使ったプリーツをベースに新たな日常着を提案するニッポンブランド。シワにならず、速乾性に優れるなど機能性にこだわった生地が特徴だ。
齋藤さんが着用したコートは、テントの骨組み部分の構造から着想を得てデザインされたもの。
「単純にかっこいいなと思いましたが、普段着ない色みもすごく新鮮で、何より着るとスタイリッシュに見えるのでテンションが爆上がりでした(笑)」(齋藤さん)。