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御料車にも使われる最高峰のこだわり

もちろん快適に過ごすための機能も十分に揃っている。

運転席と助手席の間に大型の液晶パネルが配置されたエンターテインメントシステムが搭載され、12chオーディオアンプと20個のスピーカーによって臨場感あふれる音響を楽しめる。

また後席アームレストには7インチタッチパネルが備わり、オーディオや空調、シート角度、カーテンの開閉等の操作が行える。

後席の中でもメインとなる助手席側は、フットレスト機能付オットマンが前席の背後に備わり、助手席を電動で動かしながらオットマンを好みの位置に調整できる。
 


搭載されたパワートレインはV型8気筒5Lエンジンにモーターを組みあわせたハイブリッドシステム。

5Lという大排気量エンジンを使用するにも関わらず、JC08モード燃費13.6km/Lなのは、さすがのトヨタクオリティ。

VIPにふさわしい高い静粛性を実現するため、防音材は熟練の匠によって隙間なく組み付けられ、もちろん万が一に備えて強固なボディやエアバッグ、衝突被害軽減ブレーキをはじめとした最先端の安全性能が備わる。



乗り心地だって当然VIP仕様。

常にフラットな乗り心地を実現するための電子制御式エアサスペンションは当たり前で、乗り心地に特化して開発された専用タイヤや、足回りを取り付ける部分に備わるクッションであるブッシュの素材、形状までこだわられている。

ちなみに2代目の途中から、センチュリーは天皇陛下や皇族が乗る特殊車両「御料車」のベース車として選ばれている。

当然現行型の3代目も、皇族の方々を乗せることを前提として開発された。つまり、日本車の最高峰として開発された車だ。



だから、上記で書き切れない“こだわり”が無数にある。

毎朝センチュリーがお迎えに来てくれる日を夢見て、まずはセンチュリーのタクシー(あるよ!)を探すところからはじめてみよう。

籠島康弘=文

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