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2022.11.03

ファッション

“白スニ”のマンネリを打破する「マノロ ブラニク」初のメンズスニーカー

 

革靴同様、履いたらシューキーパーを入れて休ませるといい。大切に履けば、上質で艶のあるレザーが深い味わいへと変化していくはずだ。写真の白のほか、黒アッパー×白ソールのカラーバリエーションを揃える。スニーカー10万3400円、レディスの靴11万円/ともにマノロ ブラニク(ブルーベル・ジャパン 03-5413-1050)

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ローカットの白いスニーカーは目立たなければ目立たないものほど、実はポテンシャルが高いのではないだろうか。

具体的な例を挙げれば、我々が好んで履くヴァンズのオーセンティックやアディダスのスタンスミス。こういうスニーカーこそ、どんな装いにもすんなり馴染んでくれたりするのだ。

どんな腹具合の昼どきにもしみじみうまい、いい意味で愛想のないかけそばのように。

さてそんな幸福な足元&日常にも、新味が欲しい瞬間は唐突に訪れる。マンネリ気味かなと感じたらぜひ、このマノロ ブラニクの一足を。素材は上質なカーフレザー。白いアッパーに映える黒のアイレットが唯一のデザイン要素だ。

デニムに良し、キレイめのセットアップにまた良し。いつもの装いに溶け込み、いつもより少し上品な雰囲気を漂わせてくれる。

さてこのマノロ ブラニクというブランド、男性にとって聞き慣れないのも無理はない。50年の歴史を持つイギリスのシューズブランドだが、メンズラインが本格的にローンチしたのは2018年のこと。そしてスニーカーにいたってはこのモデルが初登場だからだ。

ただし世の女性たちからは、憧れのブランドとして広く知られる存在。繊細なデザインにして快適な履き心地を誇るそのピンヒールは“世界で唯一走れるピンヒール”と称されているのだ。

もちろんこのスニーカーも思わず走り出したくなるほどの履き心地。マンネリを見事に解消し、アクティブな気持ちを盛り上げてくれる一足なのだ。

ぜひこの冬はキレイめにもカジュアルにも合わせて楽しんでほしい。

清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 加瀬友重=文

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