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「好きなことを頑張れる」のは当たり前

ひとつの理由は、「好きなことで頑張れても、仕事で頑張れるかどうかはわからない」ということです。「力を入れたこと」を聞くと、たいていその人が好きでやってきたことを話します。

内容は、クラブやサークル、趣味、アルバイトなど、必ずしもやらなくてもいいものを自分から自発的にやってきたものが多いです。しかし、そういう「好きなことを頑張れる」のはある意味当然です。

ところが仕事は好きなことばかりではありません。むしろ義務として指示されるもののほうが多いものです。心理学でも「能力は領域固有」で、どんな場面でも同じ能力が発揮できるかはわからないとされています。

好きでやることに対しては発揮できた力が、義務でやらねばならないことに対して発揮できるかは、正直わかりません。

「どんな仕事でも楽しめる」人がデキる人



私は仕事柄、さまざまな会社や仕事における高業績者の特徴を調べることが多いのですが、ひとつの共通点として「どんな仕事でも楽しめる」ということがあります。

同じ仕事でも、自ら主体的に意味付けして退屈な作業や「やらされ感」のある仕事を「やりがいのあるもの」へと変えていくことを「ジョブ・クラフティング」と言いますが、まさにこれができている人がデキる人なのです。

それはそもそも仕事というものは義務だらけであり、必ずしも最初からその仕事をする人にとって「やりたいこと」「好きなこと」ではないことであるからではないかと思います。

それを確認しようと思った場合、「ガクチカ」は最適な質問とは言えません。


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