▶︎すべての写真を見る 「帰ってきた完売アウター」とは…… 言わずと知れた怪物タッグ「ザ・ノース・フェイス」と「eYe ジュンヤ ワタナベ マン」がまたも手を組んだ。
これまで幾多の完売アウターを手掛けた彼らのクリエイションは、今季も見逃しちゃダメ、絶対。
このフリース、なんと世界初となるエコ素材で作られている。
「ジ・アース・フーディー」9万3500円/ザ・ノース・フェイス×eYe ジュンヤ ワタナベ マン(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター 0120-307-560)
もともとはウールで作られていたフリースだが、近年はポリエステルなど化学繊維を使ったものが主流に。軽くて温かくて手触りも気持ちいいとあって、秋冬の定番服になった。
ただし肌への優しさの半面、地球環境への厳しい影響が問題視されている。
石油由来である化学繊維そのものの是非だけでなく、注視すべきはフリースから抜け落ちる糸くず。洗濯後の家庭排水に紛れ込んだ糸が川から海へと流れ込み、海洋生物をはじめとする生態系に悪影響を与えるマイクロプラスチックとして残ってしまうのだ。
そんな課題に向き合うのが今作、その名も「ジ・アース・フーディー(The Earth Hoodie)」だ。
オールブラックの端正なルックスに、ふんわりとした柔和な素材感がナイス“ミス”マッチ。さすがは怪物コラボレーションといった風体だが、当然その肝は地球に優しい素材にある。
それこそが、構造タンパク質素材であるブリュード・プロテイン繊維。
ザ・ノース・フェイスの舵を取る「ゴールドウイン」との共同開発をベースに、日本のバイオベンチャー企業「スパイバー」が手掛けるこの素材は、石油などの化学物質に依存しない。植物由来の糖類を主原料に、微生物を活用した発酵生産によって作られる。
しかもこのブリュード・プロテイン繊維は、シルクのように滑らかなフィラメント糸やウールのような嵩高の紡績糸など、さまざまな表情に変幻可能。
ゆえにこれまでTシャツやセーターの素材に採用され、このたび世界で初となるフリース地への抜擢となった。
肌触り、温かさ、軽さ。それらを肌身で直接感じる恩恵はそのままに、エコな背景に気持ちまで安らぐ。
定番であり、選択肢が豊富なフリースだからこそ、こんな1着に身を預けてみたくなる。
[問い合わせ]ゴールドウイン カスタマーサービスセンター 0120-307-560