▶︎すべての画像を見る あの“マルボン”が日本にやって来るーー。 ゴルフ好きな人は、この名を聞いただけでピンと来たに違いない。
マルボンとは、L.A.生まれのゴルフアパレルブランド「マルボンゴルフ(Malbon Glolf)」のこと。その創設者、スティーブン・マルボンさんが来日するという。
スティーブン・マルボンさんと妻のエリカさん。
西海岸のリアルなストリートカルチャーをゴルフに落とし込んできた、マルボンゴルフ。彼らはSNSを通じて話題となり、いまやゴルフカルチャーを牽引する存在として世界中から注目されている。
だが当のマルボンさんは、メディアへの露出があまりなく、どんな人物か意外と知られていない。そこでオーシャンズはこの機会にマルボンさんに会いにいくことに。
9月某日、ビームスとの別注アイテムのお披露目でビームス ゴルフ有楽町店に訪れるというので、早速現場に向かったところ……。
そこにマルボンさんの姿はナシ。なんとコロナ禍の影響で直前に来日延期となっていたのだった。なんてこった……(涙)。
残念ながら対面することは叶わなかったが、その代わりに急遽、L.A.にいるマルボンさんにリモートインタビューが実現。別注アイテムの魅力を教えていただいた。
リモートインタビューに答えるスティーブン・マルボンさんとエリカさん。
編集部 今回ビームスとの別注でどんなアイテムを作ったのですか?
スティーブン・マルボンさん(以下、マルボン) このコレクションのインスピレーション源は、僕の青春時代のカルチャー。僕が生まれたのは1976年で、青春を過ごした'80年代後半から'90年代にかけては、「グランジ」がムーブメントになっていたんだ。あの頃の音楽やファッションを思い起こさせてくれるグラフィックデザインがポイントなんだ。
2万2000円[予定価格]/マルボンゴルフ×ビームス ゴルフ(ビームス ゴルフ 有楽町 03-5221-6001)
編集部 このスウェットのグラフィックなんか、グランジ世代にはたまらないですね。マルボンゴルフのロゴも絶妙な(笑)。
マルボン 僕らの世代には懐かしさを覚えるでしょ? このコレクションを作るうえで、僕が大切にしたのは“楽”であること。クルーネックスウェットは着やすさを一番に考えて、ゴルフだけでなく、普段街中で着ていても違和感ないデザインを意識して作ったんだ。
パーカ2万5300円、パンツ2万4200円[予定価格]/マルボンゴルフ×ビームス ゴルフ(ビームス ゴルフ 有楽町 03-5221-6001)
編集部 スウェットパーカとパンツのセットアップや、ボールマーカーもあるんですね。
各4950円[予定価格]/マルボンゴルフ×ビームス ゴルフ(ビームス ゴルフ 有楽町 03-5221-6001)
マルボン このボールマーカーも僕のお気に入り。ゴルフのプレー中、ポケットの中から出すたびに、青春時代を思い出させてくれるからね。
編集部 マルボンゴルフの今後についても、ぜひ教えてください!
マルボン 歴史的に見ると、ゴルフスタイルには3つの流れがある。伝統的なスコットランドのスタイル、タイガー・ウッズを象徴とするようなスタイル、そして2000年代に登場したパーソナルスタイルというようにね。
編集部 ふむふむ。
マルボン 2014年の創設以来、マルボンゴルフが大切にしているのは3つ目のパーソナルスタイル。だけど、決して伝統的なスタイルを否定するわけじゃない。伝統やルールを重んじるゴルフというゲームの歴史を守りながら、自分を表現できるようなゴルフスタイルを提案していきたいと思っているんだ。
編集部 最後に日本のファンに向けて、ひと言お願いします。
マルボン 僕は世界中旅をしてきたけれど、その中でも日本は大好きな国。いつも刺激的なインスピレーションをくれるんだ。日本でマルボンゴルフが愛されていることを、すごくうれしく思うよ。
編集部 ありがとうございます!
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マルボンゴルフとビームスの別注コレクションは11月上旬に発売。ビームス ゴルフ 有楽町店とビームス ゴルフ 神戸店で販売予定だ。
自身が心惹かれるカルチャーをフックに、自由なゴルフスタイルを表現するマルボンさん。マルボンゴルフが我々オーシャンズ世代に刺さる理由が、インタビューを通して改めてわかった気がする。