シンチラはリサイクル・ポリエステル100%。その実力は?
ポケットやトリムにはパタゴニアの大定番「バギーズ」の端切れ生地が使用されている。
パタゴニアのシンチラは、リサイクル・ポリエステル100%。ゴミになったペットボトルが原料になっているという。
「パタゴニアのミッションは“環境に配慮する”というものから、“故郷である地球を救う”に変わりました。どんな素材が使えるのか使えないのか、製品を製造する過程でカーボンニュートラルはどれだけ実現できているかなど、かなり細かい計算をしています」。
環境を直す製品開発。さすがパタゴニアといった着眼点だが、もちろん機能性も担保されている。
シンチラは吸湿発散性と速乾性に優れ、重さも300〜500gと超軽量。保温性があるうえに薄手で軽いということは、インナーにもアウターにもなり、汎用性はかなり高い。
2022年秋冬の製品開発ではコロナにおけるアジア人差別やジョージ・フロイドさんの暴行事件をめぐるコミュニティの分断も問題視され、「UNIFY」や「COMMUNITY」がシーズンのテーマとして取り入れられた。
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