▶︎すべての画像を見る 「中国製の電気製品って何だか不安」という認識があるなら、それはもう過去の話と思ったほうがいい。
中国のDJI社は民生用ドローンで世界7割以上のシェアを持ち、太陽光発電も8割以上が中国企業による生産と言われる。日本でも大人気のモバイルバッテリーのAnkerだって中国企業なのだ。
そして電気自動車(BEV)の世界でも、トップのアメリカ・テスラ社を猛追している2位は、フォルクスワーゲン(4位)やBMW(5位)ではなく、中国のBYD社だ。
“電気大国”の車、ついに日本上陸
「 ATTO 3(アットスリー)」
そんな世界第2位の電気自動車メーカー、中国のBYDがついに日本に上陸する。
2023年1月から、「カローラクロス」サイズのSUV「ATTO 3(アットスリー)」の販売を開始するのだ。
既に今年2月から中国で販売されているモデルで、シンガポールやオーストラリアなどでもリリース済み。
満充電での航続可能距離は485kmだからロングドライブにも十分使えて、ラゲッジ容量は440Lと、このクラスとしては十分な広さが確保されている。
スタイリッシュな運転席周り。
BYDはもともと1995年にバッテリーメーカーとしてスタートした企業。だからバッテリー製造のノウハウはぽっと出のバッテリーメーカーと比べて遙かに豊富なのだ。
その信頼性から、今年に入って同社のバッテリーがテスラに供給されるというニュースも報じられた。
ATTO 3のバッテリーは、リン酸鉄リチウムイオン電池というものが仕様されている。大型の釘を突き刺しても発火しないタフなスペックで、これを使った最新型バッテリーが搭載される。
また同社が世界中で販売している電気バスや電気トラック、フォークリフト等にも随時この新型バッテリーが搭載されていくという。
ちなみに日本の電気バスの約7割はBYD社製だ。
2/2